アニメ『名探偵コナン』の劇場版第26弾『名探偵コナン 黒鉄（くろがね）の魚影（サブマリン）』の主題歌を、スピッツが担当することが決定。併せて新予告映像が公開された。

　原作者・青山剛昌によるコミックスが既刊102巻に到達、TVアニメシリーズも放送1000回を突破するなど、ますます勢いを増す『名探偵コナン』。昨年4月に公開された劇場版25作目『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』は、興行収入97.8億円を突破し、劇場版シリーズ第1位となる成績を記録。さらに、劇場版全25作の累計興行収入が1000億円突破という驚異的な数字をたたき出した。

　劇場版第26弾『名探偵コナン 黒鉄の魚影』では、東京・八丈島近海にある世界中の警察が持つ防犯カメラを繋ぐための海洋施設「パシフィック・ブイ」を舞台に、とある“新技術”を巡り、不穏な影が迫る。メインキャラクターとして灰原哀が物語の鍵を握り、宿敵である黒ずくめの組織と激突。ついに灰原の正体＝シェリー／宮野志保であることがバレてしまうのかと注目を集めている。先日はゲスト声優として沢村一樹が出演することも発表され、大きな話題を呼んだ。

　この度、本作の主題歌を、日本を代表するロックバンド・スピッツが担当することが決定。1991年のメジャーデビュー以降、唯一無二の音楽性と歌声が生み出す名曲が多くの人々の心をつかみ、今や名だたるアーティストたちからも圧倒的な支持を得ているロックバンド・スピッツ。これまで数々のCMやドラマ、映画のタイアップ曲を手がけてきた彼らが、同じく老若男女幅広い層にファンを持つ劇場版『名探偵コナン』と初タッグを組む。

　今回のタッグにボーカルの草野も「まさかスピッツが名探偵コナンの曲を？と自分達も驚いてます」とコメント。「コナンはミステリーである以前に、壮大なラブストーリーだと思ってるので“切ない恋の物語”にも“ハラハラな活劇”にも寄り添えるイメージで作りました」と語る書き下ろしの新曲「美しい鰭」が、コナンや灰原たちの心情に寄り添うように本作を優しく締めくくる。

　併せて解禁された予告では、コナンや灰原たちレギュラーメンバー加えて、黒田や目暮たち警察の面々、赤井秀一（沖矢昴）やジョディ・キャメルたちFBI、さらに宿敵・黒ずくめの組織からジン・ウォッカ・ベルモット・バーボン（安室透／降谷零）、組織No.2のラム、そしてその側近だという謎の多い新メンバー・ピンガの後ろ姿など総勢20名以上のキャラクターが総出演。それぞれの思惑がぶつかりあう海洋頂上決戦の開戦を、劇場版ならではの圧倒的なスケール感で描いた映像となっている。

　アニメ映画『名探偵コナン 黒鉄の魚影』は、2023年4月14日より全国公開。

　※スピッツのコメント全文は以下の通り。