松本潤主演大河ドラマ『どうする家康』、追加キャストに古川琴音、中村勘九郎ら
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■酒向芳(明智光秀役)
――役柄説明を読んで、演じる人物の印象はいかがでしょうか。意気込みとあわせてお聞かせください。
60代も半ばに差し掛かる者とって、「意気込みとは?」と問われれば、「ない」というのが正直な気持ちです(人それぞれでしょうが)。明智がやる気満々では、どうかなと…(笑)。奥の奥の奥に秘めた思いは、決して人には語らぬものでしょう。明智はそう言っているようです。
――これまでの大河ドラマのご出演で、印象に残っていることはありますか?
2010年の「龍馬伝」は自分がテレビに関わり始めた頃かと、記憶しています。右も左も分からず、何もしないでいれば、あっ、と言う間に呑み込まれてしまう撮影現場でした。そんな中で「お前は今、このシーンで何がしたいんだ、どうしたいんだ。何かを思い付いたのなら、それをやらないでいられるのか。ただ時が、時間が過ぎてしまっていいのか。そして、何もしなかった自分を受け入れられるのか…」そんなことを考えていたような気がします。現場とは、自分を突き放し、一人にさせて、「さあ、どうする?」と、優しく見守る「力」があるのではないか、と。そんなことを思います。
■立川談春(佐久間信盛役)
――役柄説明を読んで、演じる人物の印象はいかがですか? 意気込みとあわせてお聞かせください。
佐久間信盛は他の織田家家臣団とはどうやら一線を画いた存在だったように思います。筆頭家老という立場だけでなく、信長を父信秀の後継者にする為に動いた信長の幼少からの最大の理解者だったのでしょう。最後は信長に捨てられますが、それまでの信長からの信任は厚く家康までをも子供扱いするしたたかな武将と思います。信長ファンからも家康ファンからも好かれない嫌いな男を演じられたらと思います。
――主演・松本潤さんへメッセージをお願いいたします。
信長の代弁者として、家康を嬲り倒すつもりです。家康殿、お覚悟のほどを。
■大貫勇輔(浅井長政役)
――役柄説明を読んで、演じる人物の印象はいかがですか?意気込みとあわせてお聞かせください。
良き夫として、良き父として、良き武士として、様々な葛藤の末、彼は自分自身の正義を信じて突き進むことを選びます。愛する者がいながらも、自分の命をかけた選択に、僕自身、ものすごく心打たれました。その重みある彼の想いを胸に、覚悟をもって演じたいと思います。
――初出演される大河ドラマで、楽しみにされていることはありますか。
大河ドラマも初めてですし、武将役も初めてなので全てが楽しみですが、特に今回は、最先端の映像技術・インカメラVFXをはじめ、技術的にもチャレンジしているということで、それも本当に楽しみです!
――古沢作品の魅力や好きな作品があれば教えてください。
今回初めてご一緒させて頂けること本当に光栄です。特に「ALWAYS三丁目の夕日」シリーズが好きです。ノスタルジックな雰囲気と、胸をグッと掴まれて気づくと涙が出てしまうような、温かい作品で大好きです。今回初めて(「どうする家康」の)脚本を読ませていただいた時に涙したのですが、素晴らしい脚本に負けないように心を込めて演じます。
――共演が楽しみな方がいらっしゃいましたら教えてください。
やはり松本(潤)さんです! プライベートで何度かお会いしたことがあり、「いつか共演したいです!」と話していたので、今回実現したことが本当に嬉しいです! そして、個人的にはムロ(ツヨシ)さんの大ファンなので影からジッと見つめてると思います(笑)。