『ストレンジ・ワールド/もうひとつの世界』ワールドプレミア開催 監督が日本のファンだけに秘密明かす
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ディズニー映画最新作『ストレンジ・ワールド/もうひとつの世界』のワールドプレミアが、現地時間11月15日米ロサンゼルスのエル・キャピタン・シアターにて開催され、ドン・ホール監督や声優を務めたジェイク・ギレンホール、ジャブーキ・ヤング・ホワイトらキャスト陣が一堂に集結。監督は日本のファンだけに本作の秘密を明かしてくれた。
【写真】ジェイク・ギレンホールらが登壇! 『ストレンジ・ワールド/もうひとつの世界』ワールドプレミアの様子
本作の主人公は、ひょんなことから世界を救う鍵を探すこととなった“冒険嫌い”のサーチャー。家族と共に、生き物のように動く不思議な大地や、キラキラと光を放つ未知の生命体であふれる“もうひとつの世界<ストレンジ・ワールド>”へと足を踏み入れ、その世界に隠された驚くべき秘密に迫っていく―。
「この映画はアクション・アドベンチャー超大作で、ユーモアがあり、環境についての強いメッセージも込めています」と話すのは、ドン・ホール監督。
また、ディズニー・アニメーション・スタジオのクリエイティブオフィサーで、本作では製作総指揮も務めるジェニファー・リーも「この物語は父親と息子、そしてまたその息子たちに関しての話で、私たちという家族が次の世代に何を残してあげられるのかという物語なの。次の世代のために、わたしたち自身がどれくらいその立場になってあげられて、変化していけるかということ。それは私たちみんなが考えることで、作品には美しいメッセージが込められています。それが多くの人の共感を得られることを願います」と語る。
プロデューサーを務めるロイ・コンリも「ドンと仕事をしていて、楽しいなと思うのは、いつもとても強いテーマを扱うところなんです。今作の一番大きなテーマは、わたしたちは次の世代に何を残していけるのだろうか、何を受け渡していけるのかということです」と、アクション・アドベンチャーだけに留まらない、今見るべき深いメッセージが込められていることを教えてくれた。
ドンといえば、『ベイマックス』で、東京とサンフランシスコからインスピレーションを得た架空都市“サンフランソウキョウ”を舞台に、優しすぎるロボットと少年ヒロの絆を描いた人物。大の日本好きとしても知られるドンは、“ディズニー史上最も不思議な世界”という、誰も見たことのないファンタジー空間を生み出す上で、日本のアニメーションにも影響を受けたと説明。「特に宮崎駿さんの映画は僕の中ではとても大きくて、これまで観た中でも最も好きな映画作品なんです。確かに『風の谷のナウシカ』や『天空の城ラピュタ』の影響は大きくて、それらの作品を僕たちは観てきました。それから『もののけ姫』も大きな影響を受けた作品です」と明かした。
また、ドンは今作の必見ポイントとして、「ミッキーが1回から2回は出てくると思います。ベイマックスも出てきますし、『くまのプーさん』のキャラクターも出てくるかもしれません」と、この作品に隠された秘密を日本のファンだけに披露してくれた。
最後に主人公サーチャー役を務めるジェイク・ギレンホールは、日本のファンに向け、「一日でも早く観てくれる、その日が待ちきれません。これまで皆さんが観てきたものと全く違うものになっています。すべてが新しく、そのアニメーション技法は驚かされます。皆さんがこの映画を観てくれて、とても楽しんでくれることを願っています」と熱いコメントを寄せた。
映画『ストレンジ・ワールド/もうひとつの世界』は、11月23日より公開。