『きれいのくに』“稲垣吾郎だらけ”衝撃の世界にネット「吾郎さんの過剰摂取」
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俳優の稲垣吾郎、女優の吉田羊が出演するドラマ『きれいのくに』(NHK総合/毎週月曜22時45分)の第3話が26日に放送。大人の男は稲垣、大人の女は加藤ローサの顔ばかりになった世界に、「ぬおおおお!」「混乱してまう」「こわいこわい」「天国かな」「吾郎さんの過剰摂取」「シュール」とさまざまな反響が集まった。※以下ネタバレを含みます。ご了承のうえお読みください。
【写真】吉田羊→蓮佛美沙子→小野花梨、若返りの秘密が明らかに
本作は、誰しもが抱える容姿へのコンプレックスにまつわるジュブナイルSFドラマ。ほとんどの大人が“同じ顔”をした不条理な国を舞台にした青春ダークファンタジーで、新進気鋭の劇作家・加藤拓也が脚本を手掛ける。
とうとう20代の姿になった恵理(小野花梨)。ただし、例によってそう見えてるのは宏之(平原テツ)にだけ。若返りの自覚がない恵理は、気味悪がる宏之と口論になってしまう。すると、一時的な別居を申し出る宏之に腹を立てた恵理が、次々と家の中にあるものを宏之に投げつけたところで場面は一変する。
宏之の視点を体験していた高校生・誠也(青木柚)がVRゴーグルを外すと、そこは教室。周囲の生徒は誠也と同じようにVRゴーグルを装着している。誠也は、教師(稲垣)に「まだ終わってないからちゃんと着けて」と注意された。
誠也が改めてVRゴーグルを装着すると、映像の中で映画監督の山内(稲垣)が説明する。「皆様はすぐに、周りのトレンドに流されたりはしていませんか」「今年の啓発映画は、自分の見た目だったり、無自覚に他人の目だったり他人の見た目を意識していたりと、そういったことを分断されてしまったこの国の現状を、テーマとして絡めて作りました」。恵理と宏之の物語は、山内が製作した啓発映画だったのだ。
誠也たちの暮らす世界では、美容手術が10年前から禁止されている。人々の多くは美容手術や遺伝子の編集によって、同じ“トレンドの顔”になってしまった。美容手術が禁止されたのは、同じ顔による犯罪や、エスカレートした遺伝子の編集から健康被害が増えてきたためであった。
授業を終えた教師が職員室に戻ると、他の教員らも男性、女性がそれぞれ皆同じ顔。世にも奇妙な光景に、ネット上の視聴者からは「ぬおおおお!先生たちも吾郎さんとローサちゃんだらけ」「吾郎だらけとローサだらけの職員室」「ごろさんと加藤ローサちゃんのお顔ばかりで混乱してまう」「いやこわいこわい」「想像の範疇越えててくらくらする」と不気味がる声が書き込まれる一方、「いろんな吾郎さんいて面白い」「吾郎さんの過剰摂取」「あまりのシュールさにほんと笑えてくる」「色んな吾郎さん見れて嬉しい」「街中に吾郎さんの顔が溢れてる世界うらやましい」「天国かな」と楽しむファンも見受けられた。