シアーシャ・ローナンが27歳に! 『アンモナイトの目覚め』美しいイメージカット公開
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女優のケイト・ウィンスレットとシアーシャ・ローナンが初共演するフランシス・リー監督最新作『アンモナイトの目覚め』(公開中)より、きょう4月12日にシアーシャが27歳の誕生日を迎えたことを記念し、憂いを帯びた表情を捉えたキャラクターの美しいイメージカットが公開された。
【写真】シアーシャ・ローナン演じるシャーロット 『アンモナイトの目覚め』イメージカット
2020年の第73回カンヌ国際映画祭にはじまり、第47回テルライド映画祭、第45回トロント国際映画祭など数々の映画祭でオフィシャルセレクションに選ばれた本作。中でも注目を集めたのは、アカデミー賞女優ケイト・ウィンスレットと、26歳にしてその鮮烈な演技でアカデミー賞4度のノミネートを誇り、今最も注目される女優の一人シアーシャ・ローナンの初共演。世に忘れられた古生物学者メアリーと、裕福な化石収集家の妻シャーロットという、真逆でありながら、ともに孤独を抱えた女性を2人が演じる。
9歳で女優としてのキャリアをスタートし、4月12日で27歳となるシアーシャ。芸歴18年の間に、神童と呼ばれその名を知らしめた『つぐない』から、直近では『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』まで、確かな演技力を示してきたことはもちろん、作品を見極める審美眼をも養ってきた。自身が面白いと思った作品には規模にかかわらず積極的に参加する彼女が新たに挑んだのが、女性同士のラブストーリーを描いた本作。
これまで演じてきたはつらつとした女性のイメージとは一転、本作で演じるシャーロット・マーチソンは男性社会の被害者ともいえるような、尊厳と自信を失い息をひそめて生きる女性だ。メアリーに出会い、恋心が芽生えることで新たな自分を発掘し、次第に光を帯びていくシャーロットの心の変化を、少ないせりふと表情のみで見事に演じきっている。
そんなシアーシャの新しい挑戦となった本作だが、ちょうど撮影時に25歳の誕生日を迎えていた。インタビューで撮影の思い出を聞かれると、「撮影中で一番思い出に残っているのは、私の25歳の誕生日。ちょうど誕生日の日の撮影がとても大切な激しいセックスシーンだった。だから誕生日に一糸まとわぬ姿で全部をさらけ出したの(笑)。撮影を無事に終えた後はプレゼントを山ほどもらったし、みんながケーキを持って待っていてくれた。撮影も何もかもが本当に楽しかったし、本当にいい1日だった」と語っている。
彼女は今後、ウェス・アンダーソン監督の『The FrenchDispatch(原題)』の公開を控える。さらにサム・ロックウェル、エイドリアン・ブロディらと共演する殺人ミステリー映画の主演作を撮影中とのことだ。
映画『アンモナイトの目覚め』は全国順次公開中。