スーザン・サランドン&ケイト・ウィンスレット、母娘役で初共演『ブラックバード』公開
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女優のスーザン・サランドンとケイト・ウィンスレットが母娘役で初共演する映画『Black bird(原題)』が、邦題を『ブラックバード 家族が家族であるうちに』として、6月11日より公開されることが決定。シーン写真3点が解禁された。
【写真】『ブラックバード 家族が家族であるうちに』シーン写真(3点)
本作は、母の死を看取るために集まった家族らの姿を通して、“家族との絆と覚悟”を問いかける感動作。『マンデラの名もなき看守』や『ペレ』などで知られるビレ・アウグスト監督による傑作デンマーク映画『サイレントハート』(2014・未)を、同作の脚本家であるクリスチャン・トープが自身でアメリカ映画として脚色し、新たな物語を紡ぎ出した。監督は 『ノッティングヒルの恋人』や『恋とニュースのつくり方』のロジャー・ミッシェル。
主人公リリーを『デッドマン・ウォーキング』でアカデミー賞主演女優賞を受賞したスーザン・サランドン、長女のジェニファーは『タイタニック』で世界にその名を知らしめ、『愛を読むひと』でアカデミー賞主演女優賞受賞を受賞したケイト・ウィンスレットが演じ、二大オスカー女優が初共演。次女アンナ役は『アリス・イン・ワンダーランド』のミア・ワシコウスカ、リリーの夫ポール役を『ジュラシック・パーク』シリーズなどで活躍するサム・ニールが務める。
ある週末の朝、リリー(スーザン)は、夫のポール(サム)と暮らす静かな海辺の邸宅に、娘のジェニファー(ケイト)、アンナ(ミア)とその家族たち、そしてリリーの学生時代からの大親友で家族同然のリズ(リンジー・ダンカン)を集める。しかしそれはともに楽しい時を過ごすためのものではなく、ある理由によって死を覚悟したリリーが、“家族が家族であるうちに”過ごすために自ら用意した最後の時間だった。
集った家族と友人たちは、それぞれ平静さを装いながら母の願いである最後の晩餐に参加。しかし、あるきっかけで家族ひとりひとりのわだかまりや思いが一気にあふれ、それぞれの秘密が次々と明かされていく。そして最後に家族がとった行動とは…。
シーン写真は、皆が集まる最後の夜のためにエレガントに着飾る母リリーと、そんな母に寄り添う娘ジェニファーの姿、リリーが夫に体を預けつつもどこか虚ろな目をする場面、そして何かに抗議するかのように、今にも泣き出しそうな表情を見せるアンナの姿を切り取ったものとなっている。
本作でミッシェル監督は、極限の選択に立たされる家族の心象風景にリアリティを持たせるため、通常ではなかなか行えない、映画の大半を順撮りする方法を選択。結果5週間におよぶ撮影となったが、当時を「キャストの集中力、映画やお互いに対する意気込みに思ったよりも大きな影響が生まれたんだ」と振り返り、その手腕で見事な人間ドラマへと昇華させている。
映画『ブラックバード 家族が家族であるうちに』は6月11日より全国公開。