『天国と地獄』 “セク原”北村一輝が最後に見せた正義感に「泣いた」「カッコええわ！」

エンタメ

公開日：2021/3/22 06:30

『天国と地獄』 “セク原”北村一輝が最後に見せた正義感に「泣いた」「カッコええわ！」の

【写真】 “セク原”北村一輝と“日高”高橋一生の取り調べシーン

　連続殺人事件の実行犯・東朔也（迫田孝也）は、母の故郷・奄美大島を目前にして絶命。事件に関わっていた弟の日高は、彩子によって逮捕される。取り調べに応じる日高は、一連の事件は自分1人の犯行であると主張。彩子は、日高が自分をかばうために兄の罪をかぶり捜査を終結させようとしていることを察知するが、日高の証言を裏付ける証拠固めに動くよう指示される。そして日高は、彩子と敵対する河原から取り調べを受けることに。

　被害者と直接面識のない日高は取調室で対峙した河原に向かって「私は兄に3人の死をプレゼントしたんですよ」と言い放ち、事件の詳細について説明し始める。対する河原は、日高の矛盾のない話に感心しつつも、彼が彩子をかばっているという疑いを強くしていく。

　取り調べも佳境に近づいた頃、河原の相棒・幅（谷恭介）が1つのファイルを持ってくる。ファイルを受け取った河原は、そこに書かれた東の生い立ちや不遇な半生、さらに殺害された3人の被害者から受けていた裏切りやハラスメントの数々を読んで聞かせる。

　戸惑いの色を見せる日高に、河原は「この殺人は、お兄ちゃんの“声”じゃないのか？立場の弱い人間がいかにたやすく奪われ続けるか…そして立場の強いやつらも最後はこういう風に自らが奪われることにもなる…そんなことが言いたかったんじゃないのか!?」と3件の殺人が兄・東の犯行である可能性を突きつける。そして「やってることは人殺しだ…」と東の行動を断罪しつつも「それでも！声は声だ…お前にその声を奪う正義はあんのか？」と問いかける。

　彩子が証拠を持って取調室に入ってくると、河原は彩子に「じゃあ後頼む」と捜査を譲る。彩子にとっては天敵で、“セクハラ”“パワハラ”上司だったことから「セク原」とあだ名がつけられた河原だが、最後に日高に向けて放った真っすぐな正義感と、彩子に見せた先輩らしさにを見せた。

　そんな河原演じる北村の演技にSNSには「最後の最後に、河原さんが格好良さを見せてくれたな」「北村一輝めっちゃ渋い！カッコええわ！」「セク原、すごい良かった。セク原さん、正義なんだよな」「北村一輝がただのセク原呼ばわりで終わるわけないのよね、そうだよ、これだよ一輝の本気」「嫌な先輩だったのに、一気にベテラン人情刑事になったよ」「彩子へのバトンタッチ最高にかっこよくて…」などの声が相次いだ。