松坂桃李が魅せる迫真の演技 『孤狼の血 LEVEL2』メイキングカット4点解禁
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俳優の松坂桃李が主演を務める映画『孤狼の血 LEVEL2』より、広島での撮影の様子を捉えたメイキング写真4点が解禁された。
【写真】松坂桃李が銃を構えるシーンも 映画『孤狼の血 LEVEL2』メイキング写真
本作は、第42回日本アカデミー賞をはじめ数々の映画賞を受賞した白石和彌監督作『孤狼の血』(2018)の続編で、原作シリーズでは描かれていない完全オリジナルストーリー。前作に続き白石監督がメガホンをとる。
舞台は前作から3年後。広島の架空都市・呉原市の裏社会を治めていた伝説の刑事・大上章吾(役所広司)亡き後、その遺志を受け継いだ若き刑事・日岡秀一(松坂)の“その後”の姿を描く。権力を用い、暴力組織を取り仕切っていた日岡だったが、出所してきたたった一人の“悪魔”によって事態は急転していく。
解禁されたメイキング写真には、広島県・呉での35日間に及んだ撮影の現場を捉えたもの。スーツ姿の男たちに向けて拳銃を構える松坂や、早乙女太一演じる尾谷組・花田優の口の中に拳銃を突き刺すアクションシーンに演技をつける白石監督など、真剣な表情の役者陣、緊迫感漂う現場の様子が収められている。
松坂演じる日岡は、前作『孤狼の血』で見せた優等生な刑事の顔ではなく、髪をバッサリと切り、裏社会相手でも一歩も引かない、前作で役所が演じた大上の跡を継ぐようなワイルドな刑事に。前作の冒頭では人を殴ることもしなかった日岡が、裏社会の人間の口に拳銃を突っ込むまでに、風貌もアクションもパワーアップした。
演じた松坂自身も、「遂に前作『孤狼の血』のクランクアップ時にガミさん(大上)からいただいて、3年間御守りのように肌身離さずもっていたライターの出番だ!と思いました」と、意気込んでクランクインしたことを明かす。
松坂はまた、白石組での撮影について「白石監督の現場って、ワンシーン、ワンカット、本当にこだわっているので大変なんです(笑)。全スタッフ・キャストが心血注いでいるからこそ、『スタート!』『カット!』『もう一回!』となると『もう一回かーー』みたいな(笑)でも『OK!』となった後、『白石監督モニター前でめちゃめちゃ笑ってたらしいよ』という声や、白石監督の笑い声が聞こえると、『やってよかった』と心の底から思えるんです。その魅力が、みんなを次のカットも頑張ろうと思わせてくれる白石マジック」と絶賛する。
さらに、日岡と彼を慕うチンタ(村上虹郎)が一緒に倒れ込んでいるシーンや、“悪魔の男”五十子会上林組の組長・上林(鈴木亮平)とにらみ合う重要なシーンのカットも公開された。監督から「上林を日本映画史に残る悪役にしてほしい」との命を受けた鈴木は、現場でも上林組の若手キャストたちを取りまとめるリーダーシップを発揮。日岡との対面に不敵な笑みで臨む姿は圧巻だ。
前作キャストに加え、新キャストも圧倒的な存在感を見せており、松坂も「撮影しながら、『孤狼の血』のエンタメ性を上書きするような熱量で、スタッフ・キャストみんなで前作を超えていくんだな、と強く思いました」とコメントしている。
映画『孤狼の血 LEVEL2』は、8月20日より全国公開。