『100日間生きたワニ』池谷のぶえ&杉田智和、ワニの両親役で出演決定
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アニメ映画『100日間生きたワニ』の追加キャストとして、女優の池谷のぶえと声優の杉田智和の出演が発表された。神木隆之介が演じるワニの両親役を務める。
【写真】映画『100日間生きたワニ』追加キャストの池谷のぶえ&杉田智和
昨年社会現象を巻き起こしたきくちゆうきの4コマ漫画『100日後に死ぬワニ』をアニメ化する本作は、100日間のワニの日常と、そこから100日後、大切なものを失った仲間たちのその後の姿を描く。監督・脚本は、上田慎一郎とふくだみゆき夫妻。主人公ワニの声を神木が担当するほか、ワニの親友のネズミ役を中村倫也、モグラ役を木村昴、ワニが恋するセンパイ役を新木優子が演じる。主題歌はいきものがかりが手掛ける。
桜が満開の3月、みんなで約束したお花見の場に、ワニの姿はない。親友のネズミが心配してバイクで迎えに行く途中、満開の桜を撮影した写真を仲間たちに送るが、それを受け取ったワニのスマホは、画面が割れた状態で道に転がっていた。
100日前。入院中のネズミを見舞い、大好きな一発ギャグで笑わせるワニ。毎年ミカンを送ってくれる母親との電話。バイト先のセンパイとの淡い恋。仲間と行くラーメン屋。大好きなゲーム、バスケ、映画…ワニの毎日は平凡でありふれたものだった。
お花見から100日後。桜の木には緑が茂り、あの時舞っていた花びらは雨に変わっていた。仲間たちはそれぞれワニとの思い出と向き合えず、お互いに連絡を取ることも減っていた。変わってしまった日常、続いていく毎日。これは、誰にでも起こり得る物語。
ワニの母役の池谷は「私は掲載の途中から追いはじめ、100日後を見届けてから初めに戻る…という原作との出会いでした。100日という区切られた時間で人生を見つめると、普段雑に過ごしてしまいがちな一日一日が、なぜこんなにも愛おしく思えるのでしょう。今回映画では『100日間生きた』という視点で描かれています。実存は消えてしまっても、残された者たちの中にはずっと生き続けるのだな…と、また違った日々の愛おしさを感じます」とコメント。
父役の杉田は「短い間ですが、父親を演じると、彼の事を本当の息子のように思えてきました。ワニ君が望んでいた未来は何だったのか。それは本ワニにしか解りませんが、恐らく、諍いや争いを望んではいなかったと思います。そうであって欲しい」としている。
アニメ映画『100日間生きたワニ』は、5月28日より全国公開。