【バイプレイヤーズ百名鑑】滝藤賢一「オファーがなかったら相当拗ねていたと思います」
日本を代表する名脇役たちが本人役で登場するドラマ『バイプレイヤーズ』シリーズ(テレビ東京系)。2021年、新プロジェクトとして、ドラマ第3弾『バイプレイヤーズ~名脇役の森の100日間~』(テレビ東京系/毎週金曜24時12分)と、映画『バイプレイヤーズ~もしも100人の名脇役が映画を作ったら~』(2021年春公開)が始動。総勢100名以上が出演する本作を彩る、個性豊かで豪華すぎるキャスト陣をチェックしていこう。
【写真】『バイプレイヤーズ~名脇役の森の100日間~』に出演する滝藤賢一
◆File No.023 滝藤賢一
都会から離れた森に囲まれた大きな撮影所“バイプレウッド”。この辺ぴな撮影所に、各局の連ドラや映画作品が一気に集まってしまったことで起きる大騒動を描く新作。第3話で滝藤は医療ドラマ『ドクターZ・5』に出演する、ドラマ・映画に出まくりのバイプレで、働きすぎで情緒不安定な俳優“滝藤賢一”を演じた。
『バイプレイヤーズ』には3作連続での出演となる滝藤。今回のオファーに「お声掛けをいただきホッとしました。もしオファーがなかったら相当拗ねていたと思います。もはやここまできたら、最後の最後まで呼ばれ続けたいです」と笑う。
撮影は「右を向いても左を向いても主役級の俳優さんばかりで、本当にこのドラマは『バイプレイヤーズ』という題名でよいのかと心配になりました。監督の浅野さんが誰よりも楽しそうで良かったです」と振り返り、3度目となる自身役も「特に意識した事はありません。シーズン1から同様に、脚本に描かれている自分とはかけ離れた滝藤賢一を楽しく演じさせていただきました」と語る。
皆勤を続ける本作について滝藤は「『バイプレイヤーズ』の魅力は、大杉漣さん、田口トモロヲさん、光石研さん、遠藤憲一さん、松重豊さんの存在。この5人だからこそ、これだけのスタッフ、キャストが集まるのだと感じずにはいられません」とキッパリ。さらに「そして、忘れてはいけないのが、この強者5人の中で飄々と演じている北香那さん。可愛い! そしてそして、エンドロールに必ず登場する竹原ピストルさん。渋い! なんなら私も準レギュラーみたいなとこありますけどね…」とメッセージを寄せた。
★滝藤賢一/1976年11月2日愛知県生まれ。映画監督を志し上京し、映画のオーディションに合格したことから俳優活動をスタート。「無名塾」で演技を磨き、2008年公開の映画『クライマーズ・ハイ』で脚光を浴びる。2013年放送のドラマ『半沢直樹』(TBS系)において主人公の同期・近藤直弼役で一躍認知度を高め、『探偵が早すぎる』(読売テレビ・日本テレビ系)、『コタキ兄弟と四苦八苦』(テレビ東京系)などで連続ドラマの主演を務めるほか、NHK大河ドラマ『麒麟がくる』の足利義昭役などバイプレイヤーとしても引っ張りだこの活躍を見せる。
●『バイプレイヤーズ』第3話プレイバック
バイプレウッドの8スタでは、8チャンが観月ありさ主演の医療ドラマ『ドクターZ・5』の撮影を行っていた。海外ドラマのような過激なテイストが話題で、視聴率も好調だったのだが、“コンプライアンス”違反を指摘する視聴者からの手紙が引き金となり、過剰な役柄の滝藤賢一は降板させられる事態に! 働き方改革や、ハラスメント防止で撮り直しやキャスト同士の衝突も発生…過剰なコンプライアンスが起こす騒動の行方は!?