【バイプレイヤーズ百名鑑】渡辺いっけい「見てる人を二重に騙しているような心地よさ」
日本を代表する名脇役たちが本人役で登場するドラマ『バイプレイヤーズ』シリーズ(テレビ東京系)。2021年、新プロジェクトとして、ドラマ第3弾『バイプレイヤーズ~名脇役の森の100日間~』(テレビ東京系/毎週金曜24時12分)と、映画『バイプレイヤーズ~もしも100人の名脇役が映画を作ったら~』(2021年春公開)が始動。総勢100名以上が出演する本作を彩る、個性豊かで豪華すぎるキャスト陣をチェックしていこう。
【写真】『バイプレイヤーズ~名脇役の森の100日間~』第1話に出演した渡辺いっけい
◆File No.010 渡辺いっけい
都会から離れた森に囲まれた大きな撮影所“バイプレウッド”。この辺ぴな撮影所に、各局の連ドラや映画作品が一気に集まってしまったことで起きる大騒動を描く新作。第1話で渡辺は木曜サスミス『チーム7』に出演する、映画初主演を果たし主演への意欲を燃やすバイプレオブバイプレ“渡辺いっけい”を演じた。
今回の出演オファーに渡辺は「断るという選択肢はなかったけど、果たして楽しく演じられるのだろうか?と少々不安もありました」と心境を明かす。いざ臨んだ撮影現場を「30年来の演劇仲間や先輩がいたり、意外と初共演の方がいたりで、予想以上に楽しく、予想以上に疲れました」と振り返り、自身役を演じることについても「僕は普段静かなので、とにかくやり過ぎないように心掛けました。でも結局少し力が入っちゃった。勝村(政信)君のせいで」とベテランらしいコメント。
『バイプレイヤーズ』の世界初体験を終えて、渡辺は「本人役だけど、結局皆んな脚本通りに演じている。見てる人を二重に騙しているような心地よさが魅力かと」と感想を語っている。
★渡辺いっけい/1962年10月27日愛知県生まれ。学生時代に「劇団☆新感線」に参加し俳優活動をスタート。1992年放送のNHK連続テレビ小説『ひらり』で石田ひかり演じるヒロインが恋心を寄せる医師・安藤竜太役でブレイク。その後、NHK大河ドラマ『龍馬伝』、『京都地検の女』シリーズ(テレビ朝日系)、『ガリレオ』シリーズ(フジテレビ系)などで名バイプレイヤーとしての地位を築く。
●『バイプレイヤーズ』第1話プレイバック
民放各局の連続ドラマの撮影が行われている“バイプレウッド”と呼ばれる撮影所で、7チャンの刑事ドラマ『チーム7』の撮影が行われていた。しかし、撮影中に主演が突然降板。そして現場では、若手VSベテランの主演争いが…。前代未聞の事態に、撮影は混乱を極める。