新田真剣佑、三浦春馬さんは「役者になるきっかけをくれた」 共演への思い語る
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俳優の新田真剣佑が14日、都内で行われた主演映画『ブレイブ ‐群青戦記‐』製作報告会見に、共演の山崎紘菜、鈴木伸之、渡邊圭祐と本広克行監督と共に出席。新田が、同作で共演した三浦春馬さんへの思いを明かした。
【写真】三浦春馬さんへの思いを語った新田真剣佑
本作は、笠原真樹の人気コミック『群青戦記 グンジョーセンキ』を実写化。スポーツの名門校でいつも通りの日常を過ごす高校生たちが、ある日突然、学校まるごと戦国時代にタイムスリップ。彼らが仲間を守るために戦い成長していく結束力のドラマと、「高校生VS戦国武士」という異色のアクションが描かれる。
本広監督は、役者陣が全力で撮影に臨めるよう現場の食事に特に力を入れたと告白。新田は「極寒の中、重い甲冑を着たりしているんです。甲冑も冷たいんですよね。外に出ているだけでもどんどん冷たくなるので、温かいご飯はすごくうれしかったです」と振り返った。
また「誰もスタントを使わずに本人でアクションをやってるんです」と打ち明け、「撮影の数ヵ月前から一丸となって練習しているんです。それぞれ違う部活のアクションを演じているんですが、ひとつの大きな部活みたいで空気も良く、楽しく撮影ができたと思います。撮影でも和気あいあいとずっと笑ってましたね。楽しい思い出がたくさんあります」と現場の様子を明かした。
山崎は「役柄的に新田さんを引っ張っていく役柄だったんですけど、現場では逆で。ちょっと前に行き過ぎちゃったりとかしたときにさりげなく、演技とわからないくらいにエスコートしてくれるんですよ。それにすごく助けられました」と新田の優しさを回顧。自身が演じたヒロイン・瀬野遥については「今まで演じた中で一番強い女性だったんではないかなというくらい。私だったら涙が出ちゃうところでも、遥は凛としていて。私はすぐ泣くんです」と語った。
さらに鈴木は「剣道部の部長、そして生徒会長という役どころだったんですけど、自分自身の経験ではなかなかなかったので、貴重な経験をさせていただきました。周りの方々にそう見えるようにしていただいたなと思いましたね」と、経験したことのない部長・生徒会長という役どころにリアリティを持たせてくれた共演者へ感謝。新田が「伸くんは前に出なきゃいけない役どころで、木刀を持って戦うんですけど、身長も高いから3メートルくらいになるんですよ。その後ろに隠れているとすごく安心しました(笑)」と話すと、鈴木も「相手の野武士が、僕の木刀と巨体で怖気づいてましたね」と笑った。
最後に新田は「役者になるきっかけをくれたのが三浦春馬さんで、この映画でご一緒できてうれしかったです。すごい幸せな体験をさせていただきました。僕の夢であった共演することもできましたし、この作品で色々なことを得ることができました。それは僕の役者人生においてすごく大切で、ずっと忘れることのできない経験であり、宝だと思っています」と三浦さんについて言及。「大好きな春馬さんの最高の姿がこの映画で観られるので、ぜひ楽しみにしていただきたいです」とメッセージを贈り、会見を締めくくった。
映画『ブレイブ ‐群青戦記‐』は、2021年3月12日より全国公開。