サンダンス映画祭で史上最高売買額を記録! タイムループラブコメ『パーム・スプリングス』公開決定
2020年サンダンス映画祭で史上最高売買額を記録し話題となったラブコメディー映画『Palm Springs(原題)』が、邦題を『パーム・スプリングス』として2021年春より全国公開されることが決定。ポスタービジュアルが解禁された。
【写真】2020年1月開催のサンダンス映画祭『パーム・スプリングス』プレミアの様子
本作は、カリフォルニアの砂漠のリゾート地パーム・スプリングスで行われた結婚式で出会った、呑気な青年ナイルズと花嫁の介添人女性サラの2人を軸に展開するタイムループ・ラブコメディー。今年のサンダンス映画祭でプレミア上映され、『リトル・ミス・サンシャイン』『マンチェスター・バイ・ザ・シー』『バース・オブ・ネイション』などを抜き、1750万ドル69セント(約18億2000万円)というサンダンス映画祭史上最高額で配給権の売買が行われ大きな話題を呼んだ。
製作及び主演のナイルズ役を務めたのは、ドラマ『ブルックリン・ナイン‐ナイン』や映画『ブリグズビー・ベア』のアンディ・サムバーグ。サラ役に『ウルフ・オブ・ウォールストリート』のクリスティン・ミリオティ。ナイルズを襲撃するナゾの男を『セッション』でアカデミー賞助演男優賞を受賞した J・K・シモンズが演じるほか、『アメリカン・ビューティー』のピーター・ギャラガーらが出演する。メガホンを取ったのは、本作が長編監督デビューとなる新鋭マックス・バーバコウ。
カリフォルニアの砂漠リゾート地パーム・スプリングスで行われた結婚式に出席した呑気な青年ナイルズ(アンディ)と、花嫁の介添人のサラ(クリスティン)。パーティーでナイルズはサラに猛烈アタック、最初は戸惑うサラだが不思議な雰囲気のナイルズに惹かれ、2人は人目のつかないところでロマンチックなムードに。
しかしナイルズは、ナゾの老人(J・K・シモンズ)に突然弓矢で襲撃され肩を射抜かれてしまい、矢が刺さったまま近くの洞窟へと逃げ込む。サラも後を追っていくが、洞窟の中で赤い光に引き込まれ、目覚めると結婚式当日の朝に戻っていた。状況が飲み込めないサラはナイルズを問い詰めると、彼はすでに何十万回も“今日”を繰り返していると告白。果たして、タイムループに巻き込まれてしまったサラと、ベテランタイムルーパーのナイルズに明日は来るのか。
ティザービジュアルは、ヤシの木に囲まれたプールでくつろぐナイルズとサラを描いた、おしゃれでリゾート感にあふれたデザイン。しかしよく見ると、後ろにスリーピースのスーツでビシッと決めたナゾの男がいたり、プールに浮き輪をしたヤギがいたりとシュールなテイストも加えられている。下部には「Live like there’s no tomorrow(明日がないかのように生きる)」と、タイムループに巻き込まれた2人の状況を表すコピーが記されている。
映画『パーム・スプリングス』は2021年春全国公開。