稲垣吾郎&二階堂ふみのキスシーンも 手塚治虫、禁断の問題作『ばるぼら』本予告解禁
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俳優の稲垣吾郎と女優の二階堂ふみがダブル主演を務める映画『ばるぼら』より、小説家・美倉(稲垣)が奇妙な魅力を持つ少女ばるぼら(二階堂)に溺れていく姿を映し出す本予告が解禁された。
【写真】稲垣吾郎が二階堂ふみをバックハグする姿も『ばるぼら』場面写真
本作は、漫画家・手塚治虫が1970年代に「ビッグコミック」(小学館)に連載し、禁断の愛とミステリー、芸術とエロス、スキャンダル、オカルティズムなど、さまざまなタブーに挑戦した同名漫画が原作。その独特な世界感から”映画化不可能”と言われていたが、手塚生誕90周年を記念し、日本、ドイツ、イギリスからスタッフ&キャストが集結し、初映像化された。
稲垣が、異常性欲に悩まされている耽美(たんび)派小説家・美倉洋介、二階堂が、芸術家のミューズであり自堕落な生活を送る謎の女・ばるぼらを演じる。このほか、渋川清彦、石橋静河、美波、大谷亮介、ISSAY、片山萌美、渡辺えりが出演。監督は手塚治虫の実子である手塚眞が務め、撮影監督にはウォン・カーウァイ監督作品等の映像美で知られるクリストファー・ドイルが担当する。
人気小説家の美倉洋介は、新宿駅の片隅でホームレスのような酔っ払った少女ばるぼらに出会い、つい家に連れて帰る。大酒飲みでだらしないばるぼらだが、美倉はなぜか奇妙な魅力を感じて追い出すことができなかった。彼女を手元に置いておくと不思議と美倉の手は動き出し、新たな小説を創造する意欲がわき起こるのだ。ばるぼらはあたかも芸術家を守るミューズのようだった。その一方、美倉はエロティックで異常な幻覚に悩まされる。次第に彼の周囲は現実離れしていく。ついに美倉はばるぼらとの結婚を決意するが、それは同時に破滅への入口だった。
原作の第1話と同じ美倉(稲垣)のプロローグで始まる本予告。新宿の隅で酒瓶とともに横たわる薄汚れた姿から一変、蠱惑(こわく)的な瞳で美倉に口づけをするばるぼら(二階堂)と、彼女をミューズと信じ、彼女に溺れ、堕(お)ちていく美倉の姿が印象的な映像となっている。
予告の中では、美倉を誘惑するばるぼら、ナイフを握る美倉の衝撃的な映像のほか、秘書の加奈子役を演じた石橋や美倉のライバル小説家・四谷役の渋川、原作さながらの姿を見せるムネーモシュネー役の渡辺えりらの映像も初解禁されている。
また今回、10月9日より発売されるムビチケ、およびムビチケ前売り券特典のイギリス人デザイナーが手掛けた非売品ポストカードのビジュアルも公開された。
映画『ばるぼら』は11月20日より全国公開。