クォン・サンウ『鬼手』、片手を賭けて“一色碁”対決! 猟奇的な囲碁バトル本編
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映画『鬼手(きしゅ)』より、主演のクォン・サンウ演じる孤高の天才棋士が、霊能力を操る占い師と“片手を賭けた”猟奇的な囲碁バトルを繰り広げる本編映像が解禁された。
【写真】クォン・サンウが片手を賭けて対決!『鬼手』“一色碁”バトルシーン
本作は、孤高の天才棋士vs裏社会の暗黒棋士たちのバトルを描くバイオレンスノワール。囲碁という頭脳的競技の“静”と格闘アクションの“動”を融合させスマッシュヒットしたチョン・ウソン主演の映画『神の一手』(2014)のスタッフが再結集し、韓国映画の十八番である“復讐(ふくしゅう)”という血生臭いテーマと、怒濤(どとう)の囲碁アクションを合体させ、仁義なき戦いを描いた。
宿命を背負った孤高の天才棋士グィスを演じるクォンは、本作のため3ヵ月以上の激しいトレーニングで6キロ以上の筋肉を増量、体脂肪9%という驚異的な肉体を獲得するとともに、プロ棋士の指導のもとで囲碁を体得。脇を固める個性派キャストには、『アジョシ』のキム・ヒウォン、『ゴールデンスランバー』のキム・ソンギュン、『犯罪都市』のホ・ソンテ。さらに現在Netflixでも配信中の人気ドラマ『ザ・キング:永遠の君主』に出演している次世代スター、ウ・ドファンが、もうひとりの復讐者役で怪演を披露している。
今回解禁された本編映像は、グィスが挑む囲碁バトルの中でも特に衝撃的な、霊能力を操る占い師との“片手を賭けた”猟奇的な対決シーン。幼きグィスの才能を見抜き過酷な修行を課した師匠ホ・イルドが、かつて敗北し片手を取られた相手に挑むため、怪しい小屋にやってきたグィス。その相手とは、霊能力を操り、透明な碁石で打つ“一色碁”を用いる長城の占い師(ウォン・ヒョンジュン)だ。
占い師は、碁盤の傍らに血の付いた巨大な刃物を取り付けると「負けたら自分で手を」と不気味に一言。対するグィスは、死んだ姉の形見を碁盤の脇に置くと、占い師は「目障りな物を…」とつぶやく。そして、冷静に対局を始めようとした時、「地に執着するな。根なし草のような俺たちに陣地など無用だ」という占い師の言葉に思わずグィスは顔を上げてしまう。すると「顔をあげないほうがいい。道を見失い死ぬぞ」と凄まれ、続いて言い放った「皆、一瞬で見失った」という言葉に、グィスは思わず動揺してしまう。異様な雰囲気の中で続けられる対局の行方に興味が高まる、緊張感に満ちた場面となっている。
キャラクターそれぞれの個性が反映された、多様なスタイルの囲碁バトルシーンが展開する本作。ウォン・ヒョンジュンが演じた長城の占い師について、クォン・サンウは「彼は役に完璧に入り込んでいて、映画の中で最も記憶に残るキャラクターになると思う」とコメント。その言葉通り、ウォン・ヒョンジュンは、話し方や目つきによって、全てを見抜く不気味な占い師を見事に表現。強靭な精神力を持つ天才棋士を演じたクォン・サンウと見応え充分な対決を繰り広げている。
映画『鬼手』は8月7日より全国順次公開。