メル・ギブソン&ショーン・ペン初共演、『オックスフォード英語大辞典』誕生の実話を映画化
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アカデミー賞受賞俳優のメル・ギブソンとショーン・ペンが初共演を果たした映画『The Professor and The Madman(原題)』が、邦題を『博士と狂人』として10月16日より全国公開されることが決定した。
【写真】『博士と狂人』マレー博士を演じるメル・ギブソン
本作は、全米で大反響を呼んだ、サイモン・ウィンチェスターによるノンフィクション『博士と狂人―世界最高の辞書 OED の誕生秘話』(鈴木主税著/ハヤカワ・ノンフィクション文庫)の映画化。初版発行まで70年以上の歳月を費やし、世界最高峰と称される『オックスフォード英語大辞典』の礎を築いたのは、“異端の学者”と“殺人犯”だった―という驚くべき事実を、ドラマチックに描く。
アメリカでベストセラ―となった原作の映画化に真っ先に名乗りを上げたのが、マレー博士を演じるメル。ハリウッドの問題児だったが、監督作『ハクソー・リッジ』(16)でアカデミー賞6部門にノミネートされるなど、完全カムバック。本作の映画化には実に20年以上を費やし、情熱を傾けてきた。
対する元軍医のマイナーには、映画『ミスティック・リバー』と『ミルク』で、2度のアカデミー賞主演男優賞を受賞した名優ショーンが扮する。その他、海外ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』のナタリー・ドーマー、ガイ・リッチー監督の『シャーロック・ホームズ』や『おみおくりの作法』で知られるエディ・マーサンが出演。さらに、オックスフォード大学で孤立するマレーを支え続けた言語学者を映画『僕たちのラストステージ』のスティーヴ・クーガンが演じる。
貧しい家に生まれ学士号を持たない学者マレーと、エリートながら精神を病んだアメリカ人の元軍医マイナー。辞典づくりという壮大なロマンを共有し、異端の天才たちふたりは固い絆で結ばれていく。だが、大英帝国の威信をかけた一大事業に犯罪者が協力していることが明るみになると、プロジェクトは暗礁に乗り上げ、ついには、時の内務大臣ウィンストン・チャーチルや王室をも巻き込んでいくことになるのだが―。
映画『博士と狂人』は10月16日より全国公開。