今泉佑唯、『あずみ~戦国編~』ゲネプロで強い眼差しと迫力たっぷりの殺陣披露
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女優の今泉佑唯が19日、東京・Bunkamuraシアターコクーンにて主演舞台『あずみ~戦国編~』のゲネプロに共演の瀬戸利樹らと出演。鋭い眼差しと立ち回りで迫力のある殺陣を披露した。
【写真】今泉佑唯、激しい殺陣シーンで迫真の演技を披露
同作は小山ゆうの人気漫画『あずみ』(小学館)の舞台化。映画版では上戸彩、舞台版では2005年に黒木メイサが、2016年には川栄李奈が主人公・あずみを演じ、今回、今泉が四代目あずみに抜てきされた。激動の戦国時代を舞台に、刺客という過酷な使命を背負った女剣士・あずみの生き様を描く。あずみと運命を共にするうきは役を瀬戸が演じる。
当初は14日に初日の幕が上がる予定だったが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の状況を鑑みて20日に延期。14日~19日の東京公演、4月4日、5日の大阪公演は中止となった。
ゲネプロで今泉は、刀を手に激しい殺陣を披露。敵と相対しているとき、今泉の眼光は鋭く光る。「刺客」という自らに課せられた運命に、ときに悩みながらも進んでいくあずみ。今泉は、あずみの仲間とともにいるときの無邪気な側面と、刺客として戦う激しく強い側面を見事に演じ分けていた。
とくに殺陣では、ときに声を荒げ、向かってくる男たちを次々になぎ倒していく。スピード感あふれる殺陣の刀さばきはもちろん、力強い発声もまた今泉を輝かせていた。「なぜ人を殺さなければいけないのか」と悩み、苦しみながらも大義のために戦うあずみが、ときに声を震わせながら剣を振るう。笑顔、泣き顔、強い眼差しなど、今泉の豊かな表情から、あずみの心情が伝わる。瀬戸演じるうきはとの関係性や、殺陣のコンビネーションにも注目だ。ポニーテールを振り乱し、強い眼差しで相手を見つめる姿は、荒れた戦国時代を懸命に生きるあずみの姿がありありと映し出されていた。
舞台『あずみ~戦国編~』は、東京・Bunkamuraシアターコクーンにて3月20日~29日上演。