興収12億円突破『犬鳴村』恐怖回避バージョンまさかの全編製作決定!
最恐心霊スポットとして名高い、福岡県の旧犬鳴トンネルを舞台にした現在公開中の映画『犬鳴村』。興行収入12億円を突破し、動員数は97万を超えるヒットを記録中の本作が、このたび「恐怖回避ばーじょん」として全編製作されることが決定した。
【写真】鋭意制作中だワンっ!! 「恐怖回避ばーじょん」はこんな感じ
本作は2月7日の公開に先駆け、1月31日より2月6日まで、冒頭8分間がノーカットで1週間限定公開された。映像には、主人公・奏の兄・悠真と、その恋人の明菜が犬鳴トンネルに入っていく様子から、楽しそうに映像を撮っていた明菜が一転、何かに怯え、泣きじゃくりながら逃げるように走る姿が映っている。
特設ページでは、この8分間映像に恐怖シーンを回避する特別機能を付けた“恐怖回避バージョン”と称される映像も公開された。怖いと感じたときに「恐怖回避」モードに切り替えることができ、驚かす演出をカウントダウンで事前に教えたり、顔がアップになるシーンではアプリで顔を盛って怖さを半減させたりして、怖さが苦手な人でも最後まで見ることができるように工夫されたものだ。
この怖くない加工を施した映像はSNSで話題となり、「今年1番笑った」「これはすごい発明!」といった反響や、ホラーが苦手なユーザーからは「これなら見れた」と喜びの声も到着。そこで今回、ユーザーからも多くあった「全編怖くないバージョンが観たい」という声に応える形で、全編怖さを控えめにした「恐怖回避ばーじょん」の製作が決定した。
東映の高橋大典プロデューサーは「ホラー嫌いの皆さんにも『犬鳴村』を楽しんでもらいたいと、宣伝用にこっそり作った『恐怖回避バージョン』でしたが、大いにバズり、SNS上で好評いだたきました。そんなわけで、公式アカウントにたくさん寄せられた『全編バージョンを見てみたい』のコメントに、調子に乗って本当に作っちゃいましたー!! 村の恐怖イメージをぶち壊し、やりたい放題しすぎて、犬鳴村の村民からクレームがこないか心配です…。ぜひご期待下さい!!」とコメントを寄せている。現在上映に向けて鋭意制作中とのこと。
今回の発表と併せて解禁された「恐怖回避ばーじょん」のポスターは、通常版のポスターにかわいらしい犬のイラストなどを多数配置したもので、怖さがかなり抑えられた作りとなっている。また、本編キャプチャーも一部公開されたので、ぜひ恐怖が回避できているか確認してほしい。
映画『犬鳴村』は公開中。