プラバース主演『サーホー』 まるでインド版石原軍団! 渋い“イケオジ”俳優たちが大集結
映画『バーフバリ』のプラバースが、“伝説の捜査官”役で主演を務めるアクション大作『サーホー』。本作にはプラバースにも負けず劣らずの渋い“イケオジ”(イケてるおじさん)俳優たちが大集結。葉巻をくゆらせるのが似合う、まるで“インド版石原軍団”ともいうべき注目のキャスト陣を紹介したい。
【写真】渋くてかっこいい! 『サーホー』“イケオジ”俳優たちの劇中カット
本作は、架空の犯罪都市ワージーを舞台に、強靭な肉体と鋭い洞察力を持つムンバイ市警の“伝説の捜査官”アショーク(プラバース)が、3億ドル(約300億円)の盗難事件をめぐって、裏社会の人間たちと予測不能なストーリーを展開していくクライムアクション。
主演のプラバース(アショーク役)
主演のプラバースは1979年生まれ。映画プロデューサーの父と、1960年代から活躍するベテラン俳優の伯父を持ち、2002年に映画デビューを果たすと、以後マッチョなアクションとロマンチック・コメディーの両方でキャリアを築いてきた。ファン層が男性中心に成り立つことの多い南インドの映画界において、ティーンエイジャーの女性ファンが多い特異なスターだ。他の作品に一切出演せずに約5年間を捧げた映画『バーフバリ』二部作が大成功したことで、一躍有名になった。
そんなプラバースだけでなく、数々のインド映画界の注目俳優が本作で豪華共演を果たす。
ニール・ニティン・ムケーシュ(謎の男役)
アショークが窃盗犯を追ううちに走査線に浮上した謎の男を演じるニール・ニティン・ムケーシュは、1982年ムンバイ生まれのイケメン俳優。祖父は1940~70年代に絶大な人気を誇った吹き替え歌手で、父も同じく歌手。子役経験の後、映画『プレーム兄貴、王になる』(2015)など、多数の作品に出演している。
ジャッキー・シュロフ(ロイ役)
犯罪都市ワージーを牛耳るロイ・グループのトップ、ロイ役を務めるジャッキー・シュロフは、1957年ムンバイ生まれで、愛称はジャッグー・ダーダー。1980~90年代はトップ男優として君臨し、映画『アルターフ ―復讐の名のもとに―』(2000)、『チェイス!』(2013)などに出演。息子のタイガー・シュロフもアクション俳優として人気急上昇中だ。
チャンキー・パーンデー(デーヴラージ役)
ロイ・グループの幹部の一人、デーヴラージを演じるチャンキー・パーンデーは、1962年ムンバイ生まれで1986年にデビュー。ヒンディー語映画界でキャリアを築いたが、90年代に入り人気に陰りが出たため、1995年からは隣国バングラデシュのベンガル語映画に出演、ヒットを連発し人気スターとなった。2000年過ぎからヒンディー語映画に脇役として再登場。これまで映画『DON(ドン) ‐過去を消された男‐』(2006)や『恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム』(2007)などに出演している。
アルン・ビジェイ(ヴィシュワク役)
ほかにも、ロイ・グループに突如やってくるヴィシュワク役のアルン・ビジェイ、ロイの側近であるイブラヒム役のラルなど、若手からベテランまで幅広い“イケオジ”たちが大集結。
ラル(イブラヒム役)
渋い俳優たちがブランド物のスーツを着こなし、高層ビルで泡風呂に入りながらワインを飲む優雅な生活を送ったり、たくましい筋肉を鍛えるためにトレーニングマシンで汗を流したりと、アクション以外の見どころも盛りだくさんで、彼らの魅力をたっぷりと堪能できる2時間49分となっている。
映画『サーホー』は3月27日より全国公開。