ひとつの夢が起こす奇跡『ザ・ピーナッツバター・ファルコン』、山内マリ子＆ケンコバら応援コメント到着

映画

公開日：2020/1/31 18:00

ひとつの夢が起こす奇跡『ザ・ピーナッツバター・ファルコン』、山内マリ子＆ケンコバら応援コメント到着の

【写真】山内マリ子＆ケンドーコバヤシら10名の熱い応援コメント

　本作は、孤独な漁師が、プロレスラーになる夢を抱き施設を脱走したダウン症の青年と出会い、アメリカ南部を舞台に人生で一度きりの特別な旅に出る姿を描く冒険物語。メガホンをとるのは、本作が長編初監督となるタイラー・ニルソンとマイケル・シュワルツ。映画『リトル・ミス・サンシャイン』『ネブラスカふたつの心をつなぐ旅』など多くのインディペンデント映画の良作を生み出してきたプロデューサー陣が、無名監督の2人が書いた脚本に心を掴まれ製作を手掛けた。

　シャイアとダコタが、本作が長編デビュー作となるザック・ゴッツァーゲン演じる青年ザックと共に旅するメインキャストを務めるほか、ジョン・ホークス、トーマス・ヘイデン・チャーチ、ブルース・ダーン、ジョン・バーンサルら実力派俳優が脇を固めている。

　老人の養護施設で暮らすダウン症のザックは、子どもの頃から憧れていたプロレスラーの養成学校に入ることを夢見て、ある日施設を脱走する。同じく、しっかり者の兄を亡くし孤独な毎日を送っていた漁師タイラー（シャイア）は、他人の獲物を盗んでいたのがバレてボートに乗って逃げ出す。ジョージア州サバンナ郊外を舞台に、偶然にも出会った2人は瞬く間に心を通わせ行動を共にすることに。やがて、ザックを探してやってきた施設の看護師エレノア（ダコタ）も加わって、知らない世界との新たな出会いに導かれ、彼らの旅は想像をもしていなかった冒険へと変化していく。

　ひとつの夢が奇跡を起こすハートフルストーリーの本作に対し、いち早く鑑賞した各界の著名人から応援コメントが寄せられた。

　作家の山内マリコは「ああ、これは紛れもなく、イノセントなアメリカ！　大人になると好きなものってなかなか増えないけど、この映画のことは心から好きだと言える」と熱く絶賛。芸人のケンドーコバヤシは「誰だって、いろいろあるんですよ。それでも進むんですよ。そういう映画です」と評し、「見終わった後は、皆さん必ず『ピーナッツバターファルコン！』と叫ぶことになりますよ」と断言した。

　映画監督・写真家の枝優花は「どんな環境でどんな人間に生まれるかは、選ぶことができない。逆を言えば、それ以外は自分で選択できる。素晴らしい明日を生きるために手を伸ばし、外の世界を飛び出し、自らの意思で進んでいくこと、そこでつかんだ幸せを抱きしめ人生を謳歌できたなら、私たちは今よりもっと自由になれるかもしれない。一瞬の煌めきが全て詰まっていた」と作品の魅力を語った。

　自らを「ダウン症のイケメン」と称するタレントのあべけん太は「おもしろかった！　ザックの勇気に感動した！　泣いた！それに、かっこいいタイラーときれいなエレノアとの旅がうらやましい！　夢はかなう！　ダウン症だから無理、は絶対ない！　だからダウン症大好き！　ダウン症万歳！」と共感あふれるコメントを寄せた。

　ほかにも、放送作家の町山広美、作家の岸田奈美、映画ライターのよしひろまさみち、フォトグラファー／ジャーナリストのシトウレイ、振付師の牧野アンナ、プロレスラーのスーパー・ササダンゴ・マシンから、熱いコメントが寄せられている。

　映画『ザ・ピーナッツバター・ファルコン』は2月7日より全国公開。