長渕剛、急性腎盂腎炎でイベント欠席「みんなの顔を見たかった」
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シンガーソングライターで俳優の長渕剛が主演を務める映画『太陽の家』の完成披露舞台あいさつが23日、都内にて開催。イベント冒頭、スタッフより長渕が急性腎盂腎炎のため入院、欠席となったことが伝えられると会場には大きなどよめきが起こった。
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イベントには同作に出演する飯島直子、山口まゆ、潤浩、広末涼子と権野元監督が出席した。
長渕が同作で演じるのは、神技的な腕を持つ大工の棟梁・川崎信吾。強面風だがやんちゃで人情味の厚い男・川崎はある日、父親を知らずに育った不器用で臆病な少年・龍生と出会う。単純だけど実直な一人の男の「愛と優しさ」が、少年の心を成長させていく同作は、人と人との「愛」と人への「優しさ」を爽快に描く感動作。
長渕は、ツアーの最終日に腹部への激痛と発熱が始まり、12月20日に救急車で搬送されたという。現在は都内の大学病院に入院中で、医師より急性腎盂腎炎と診断されたとのこと。
長渕はこの日のイベントへの登壇を強く望んだというが、医師の判断のもと欠席。長渕のメッセージは同作のプロデューサーにより代読された。
「ああ残念で仕方がない。そこへ行きたかった。身体は病院を出ることを許されなかったけど、心はみんなと同じ場所にあると思っています。みんなの顔を見たかった。そしてスタッフ、キャストのみんなとも会いたかった。初のシネマ&ライブ17公演完走したよって、笑顔で報告したかった。悔しさでいっぱいだけれど、今はしっかり治して、新しい年の初日舞台あいさつには必ず元気な姿を見せます。劇場で会いましょう」。
飯島は「長渕さんが急病とのことで来れなかったんですけど、本当に無理をせず、元気になってしっかり治して、1月の公開の日にお会いしたいと思います」とコメント。一方の広末は「ここに立った瞬間、隣の飯島さんに『モミの木みたいになってるよ』って、まさかのことを言われて(笑)」と自身の衣装について飯島から指摘を受けたことを告白し、苦笑した。
続けて、長渕ファンが多く集まった会場を見渡し「長渕さんいないしどうしようかなとか、たぶん画ヂカラ弱いよなとか、今日も長渕さんのタオルをかけられてる方、長渕さんみたいな方もたくさんいらっしゃる中、本当に長渕さんがいらっしゃらなくて申し訳ない気持ちでいっぱいだったのに、モミの木発言でなんだか心がなごみました」と、心境を吐露。「本当に今日は私たちも残念ですし、みなさんも残念に思われてると思うんですけど、初日には元気に一緒に立ってくれるということなので、それを楽しみに、今日は私たちだけで頑張りたいと思いますので楽しんでいっていただけたらと思います」と頭を下げると、会場からは大きな拍手が贈られた。
映画『太陽の家』は、2020年1月17日より全国公開。