ゴールデン・グローブ賞<映画の部>ノミネート発表、『マリッジ・ストーリー』が最多
現地時間9日、アカデミー賞の前哨戦の1つとして注目される第77回ゴールデン・グローブ賞のノミネーションが発表された。映画の部では、女優のスカーレット・ヨハンソンと俳優のアダム・ドライバーが離婚する夫婦を演じる『マリッジ・ストーリー』が、作品賞、女優賞、男優賞、助演女優賞、脚本賞、作曲賞の最多6ノミネートを獲得した。
【写真】第77回ゴールデン・グローブ賞<映画の部>作品賞ノミネート作品一覧(ドラマ、コメディー/ミュージカル、アニメ、外国語)
続く作品賞、助演男優賞(2)、監督賞、脚本賞の5ノミネートを獲得したのは、俳優のロバート・デ・ニーロが実在のマフィアの用心棒・殺し屋を演じる、マーティン・スコセッシ監督作『アイリッシュマン』。
クエンティン・タランティーノ監督、俳優のレオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットがタッグを組んだ『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』も同様に、作品賞、助演男優賞(2)、監督賞、脚本賞、の5ノミネートに輝いた。
また映画『キャッツ』に出演する歌手のテイラー・スウィフトが、楽曲『Beautiful Ghosts(原題)』で主題歌賞にノミネートされている。
第77回ゴールデン・グローブ賞は、現地時間2020年1月5日に授賞式が開催される予定。コメディアンのリッキー・ジャーヴェイスが5回目のホストを務める。
<映画の部>主な候補者・候補作品は以下の通り。
●作品賞(ドラマ)
『1917 命をかけた伝令』
『アイリッシュマン』
『ジョーカー』
『マリッジ・ストーリー』
『2人のローマ教皇』
●女優賞(ドラマ)
シャーリーズ・セロン『スキャンダル』
レネー・ゼルウィガー『ジュディ 虹の彼方に』
シンシア・エリヴォ『Harriet(原題)』
スカーレット・ヨハンソン『マリッジ・ストーリー』
シアーシャ・ローナン『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』
●男優賞(ドラマ)
クリスチャン・ベイル『フォードvsフェラーリ』
アントニオ・バンデラス『Pain and Glory(英題)』
アダム・ドライバー『マリッジ・ストーリー』
ホアキン・フェニックス『ジョーカー』
ジョナサン・プライス『2人のローマ教皇』
●作品賞(コメディー/ミュージカル)
『ロケットマン』
『ルディ・レイ・ムーア』
『ジョジョ・ラビット』
『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』
●女優賞(コメディー/ミュージカル)
ビーニー・フェルドスタイン『Booksmart(原題)』
エマ・トンプソン『レイトナイト 私の素敵なボス』
アナ・デ・アルマス『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』
アウクワフィナ『フェアウェル』
ケイト・ブランシェット『Where’d You Go,Bernadette(原題)』
●男優賞(コメディー/ミュージカル)
ダニエル・クレイグ『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』
ローマン・グリフィン・デイヴィス『ジョジョ・ラビット』
レオナルド・ディカプリオ『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』
タロン・エガートン『ロケットマン』
エディ・マーフィ『ルディ・レイ・ムーア』
●アニメ作品賞
『トイ・ストーリー4』
『アナと雪の女王2』
『ヒックとドラゴン 聖地への冒険』
『ライオン・キング』
『Missing Link(原題)』
●外国語映画賞
『フェアウェル』
『レ・ミゼラブル』
『Pain and Glory(英題)』
『パラサイト 半地下の家族』
『Portrait of a Lady on Fire(英題)』
●助演女優賞
マーゴット・ロビー『スキャンダル』
キャシー・ベイツ『リチャード・ジュエル』
アネット・ベニング『ザ・レポート』
ローラ・ダーン『マリッジ・ストーリー』
ジェニファー・ロペス『ハスラーズ』
●助演男優賞
トム・ハンクス『A Beautiful Day in the Neighborhood(原題)』
アンソニー・ホプキンス『2人のローマ教皇』
アル・パチーノ『アイリッシュマン』
ジョー・ペシ『アイリッシュマン』
ブラッド・ピット『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』
●監督賞
マーティン・スコセッシ『アイリッシュマン』
クエンティン・タランティーノ『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』
ポン・ジュノ『パラサイト 半地下の家族』
サム・メンデス『1917 命をかけた伝令』
トッド・フィリップス『ジョーカー』