松下奈緒&ディーン・フジオカ、北条司『エンジェルサイン』にW主演
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漫画『キャッツ・アイ』や『シティーハンター』で知られる漫画家・北条司の初総監督作品となる長編オムニバス実写映画『エンジェルサイン』が、女優・ミュージシャンの松下奈緒と俳優・ミュージシャンのディーン・フジオカのダブル主演で製作されることが決まった。
【写真】『エンジェルサイン』フォトギャラリー
本作は、せりふを使わない短編作品を募集する「サイレントマンガオーディション」に世界108ヵ国・地域から寄せられた作品6888編の中から選び抜かれたアジア・欧州の受賞作品を実写化。北条が描き下ろしたオリジナルの「プロローグ」「エピローグ」を加えて構成された長編オムニバス作品となっている。
「プロローグ」と「エピローグ」は各作品をつなぐ重要な役割を果たしており、総監督を務める北条自らが初めてメガホンを取る。全編を通してせりふを用いず、映像と音楽のみでストーリーが展開していくため、言語や国境を超え、世界中の人が共感できる内容となっている。
松下とフジオカは「プロローグ」「エピローグ」のキャストとして登場。若き音楽家として同じ夢を追いかける恋人同士を演じる。
チェリストのアイカ(松下)とピアニストのタカヤ(フジオカ)。恋人同士の二人は「いつか二人の音楽で、世界中の人々を感動させたい…」と夢を追いかけていた。アルバイトをしながら曲作りに没頭するタカヤと、彼を見守るアイカ。しかし、「エンジェルサイン」というチェロとピアノの二重奏曲を作り上げた直後、タカヤは帰らぬ人となってしまう。アイカが、チェロのみで演奏する「エンジェルサイン」。やがて、その曲は世界に広まっていき…。
松下は「サイレントムービーもチェロ演奏も初めての経験でしたので、撮影はとても濃厚に感じました。台詞がないのでディーンさんとその場に合った台詞でお芝居をしていたので、とても良い緊張感がありました。言葉や文化が違っていても、主人公と同じ気持ちになれる。そう改めて感じられた撮影現場でした」とコメント。
フジオカは北条について「あんなにディレクターズチェアーに座って、サングラスが似合う監督はウォン・カーウァイか北条先生じゃないでしょうか(笑)。そういうハードボイルドなビジュアルから想像できない柔らかさがあって、本当に現場は自由でした」と語った上、「僕の世代の男の子だったら、(『シティーハンター』主人公の)冴羽りょうみたいな男になりたいというボーイズドリームは、皆持っていたと思うので、北条先生の作品の一部に参加させていただけるとのことで、すごく光栄です」としている。
映画『エンジェルサイン』の公開日などは後日発表。