福山雅治、クラシックギターに初挑戦! 『マチネの終わりに』メインテーマを奏でる
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歌手で俳優の福山雅治が主演を務め、女優の石田ゆり子と共演する映画『マチネの終わりに』のメインテーマが、福山自身がクラシックギターで奏でる楽曲「幸福の硬貨」に決定。福山にとってクラシックギター初挑戦となる。
【写真】『マチネの終わりに』でクラシックギターを演奏する福山雅治<劇中カット>
本作は、芥川賞作家の平野啓一郎が2016年に刊行し、純文学としては異例の17万部を突破した同名小説を映画化したラブストーリー。日本・パリ・ニューヨークを舞台に、クラシック・ギタリストと海外通信社所属の女性ジャーナリストが織りなす切なくも美しい恋をつづっていく。
メインテーマとなる「幸福の硬貨」は、主人公・蒔野とヒロイン・洋子の2人の運命を強く結びつける重要な劇中曲。物語では、蒔野がギターを好きになるきっかけとなる曲であり、20年前に行われたデビューコンサートで蒔野自身が演奏。さらに、洋子はそのデビューコンサートを偶然鑑賞していたという、2人の“出会い”の曲だ。
作曲は、『昼顔』や『アマルフィ 女神の報酬』など、数々の映画音楽を手掛けてきた菅野祐悟。本作のために書き下ろしたクラシックギターのオリジナル楽曲となる。
天才クラシックギタリスト役を演じる福山だが、クラシックギターの演奏は今回が人生初。本作でクラシックギター監修を務める福田進一からのアドバイスを受け、本番までの約3ヵ月間、練習に励んだという福山は「アコースティックギターやエレキギターとは全然違うもので、大変勉強になりました。福田さんのアドバイスの元、クラシックギターの弾き方、押え方を学べたことで、自分の音楽にフィードバックするものがたくさんありました」と振り返る。
既に「『クラシックギターでの弾き語り』という演奏スタイルも、さっそくライブに取り入れさせていただいております」と、アーティスト“福山雅治”に影響を与えているようで、「これからの音楽人生でクラシックギターを演奏する時、蒔野聡史というギタリストはずっと自分と共にいて、同時に、競うべきライバルになってゆくのだと思います」と語っている。
監修の福田は、「理想の天才クラシックギタリスト蒔野聡史が誕生したと思います。
この映画で最も重要な音楽は菅野祐悟さん作曲の『幸福の硬貨』です。この哀しさと切なさの中にも、凛とした清々しさを感じさせる旋律を福山さんは見事に演奏されています。その音色は実に暖かく人間味に溢れており、やはり福山さんは根っからの音楽家なのだな…と感心させられました」と称賛を贈っている。
映画『マチネの終わりに』は11月1日より全国公開。