西島秀俊が相談を受けた同性カップルの悩みにネットも涙 『きのう何食べた?』第8話
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俳優の西島秀俊と内野聖陽がダブル主演するドラマ『きのう何食べた?』(テレビ東京系/毎週金曜24時12分)の第8話が24日放送。同性カップルの悩みに焦点を当てた展開にネットでは「切ない」「今回は胸がギューッと締め付けられる」といった反響が寄せられた。
【写真】ネットが涙した西島秀俊が相談を受けるシーンも『きのう何食べた?』第8話を振り返る
ある夜、史朗(西島)は賢二(内野)に誘われレストランに出向く。しかしその店は男女カップルだらけ。この時点で史朗が周りを気にするのは明白だったが、さらに賢二の友人である長島義之(正名僕蔵)と本田鉄郎(菅原大吉)の同性カップルが同席する。
ただでさえ肩身が狭いのにと周囲の目を気にする史朗は、店内の客が自分たちに違和感を持っているのを察知し、初対面である2人を冷たくあしらってしまう。その帰り道、不機嫌な史朗を見かねて、大勢の人がいる場所でゲイテイスト満載の話をしてしまったことを謝罪した賢二。そんな賢二に「なんでそこで謝るんだよ!!お前は!」と怒鳴り散らす史朗。
その後、どうしても史朗に相談があるとのことで、今度は義之と鉄郎が家を訪ねてくる。先日の罪悪感を心のどこかで感じながら、史朗はおもてなし料理を準備を始める。オーガニックにこだわりがあるという義之に、自身の庶民的な料理を食べさせて大丈夫なものかと思い悩む史朗。しかし、彼らの相談はゲイカップルの財産相続についてという、思いの外、深刻なものだった。
「歯を食いしばってためた金を…田舎の両親に、“びた一文”渡したくないんです」と吐露する鉄郎は、戸籍上では独身。このまま義之に財産を渡すと遺言状を書いたとしても、法律上3分の1は両親に渡ってしまう。
自分の財産を全て義之に渡したいという鉄郎は、喉の奥から絞り出すように自身の考えを漏らす。彼らは、弁護士かつ同じ同性愛者である史朗がいる事務所に出向こうとしていたが、職場でカミングアウトしていない彼を気を遣い、賢二の手助けを借りてワンクッションおいたということだったのだ。そんな彼らを見た史朗の出した答えとは…。
今回は、同性愛者の葛藤や悩みが現実的な形で語られた第8話。放送後のSNSでは「しっかり重い回もやるのね。あの回大事よね」「みんな幸せになってくれ」といった切ない思いが爆発するファンが続出。
中でも菅原扮する鉄郎の苦しくも前向きな演技に、「鉄さんの話に泣いた。詳しくは話してないのに両親との確執がよくわかる」「ビタ一文渡したくないという言葉に今まで何があったか想像出来て辛い」「菅原大吉さんと正名僕蔵さんのお芝居が素晴らしくて、泣いてしまった」といった涙ながらの称賛が相次いでいる。