栗田貫一、モンキー・パンチさんから聞いた『ルパン三世』誕生秘話を明かす
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タレントの栗田貫一が、声優の宮野真守と共に24日、都内で開催された『LUPIN THE III RD 峰不二子の嘘』完成披露上映会に登壇。ルパンを演じる栗田は、先日亡くなった原作者のモンキー・パンチさんに向け、「モンキーさんに預けていただいた『ルパン』という作品をこれから一生懸命頑張っていきたいと思います」と改めて決意を誓った。
【写真】『LUPIN THE III RD 峰不二子の嘘』完成披露上映会フォトギャラリー
ハードで危険な『LUPIN THE III RD』シリーズ待望の第3弾は、次元、五ェ門に続き、峰不二子に絶体絶命の危機が迫る。イベントには、小池健監督、浄園祐プロデューサーも登壇した。
栗田は、生前のモンキー・パンチさんと最後に会ったのは1年半くらい前だったと明かし、「先生の出生の地でもある(北海道の)浜中町で食事をご一緒し、お酒を交わしながら、イベントにも参加しました。残念ながらあれが最後でしたね」としみじみ。
また、「僕が右も左も分からない世界でやり始めたときから、先生はガラス越しでニコッと笑ってくださっていて。僕が何回か『こんな風にしかできないんですけど』って言ったら、先生が『とんでもないよ、本当にありがとうね』って言葉をいただいた記憶がありますね」とモンキー・パンチさんとの思い出を振り返った。
さらに、栗田はモンキー・パンチさんから聞いたという『ルパン』誕生秘話も告白。「編集会議でアイデアが募られたとき、何もできてないのにモンキーさんが手を上げてしまって。そこでこういうのをやりたいって言ったのが、『ルパン』の始まりだったそうです。『007』と『スパイ大作戦』と何かを混ぜたようなイメージでスタートされたと聞きました」とエピソードを披露。小池監督も「このシリーズを応援してくれました。温かく包んでくれるようなイメージを持ってます」と故人を偲んだ。
今回、『ルパン』シリーズ初参加となる宮野は「子供の頃から知っていて憧れでした」といい、「身近な浪川(大輔)さんや山寺(宏一)さんが入ったときに楽しそうで、チャレンジしていて、エネルギーに満ちあふれていたのを見て、僕もいつか参加できたらと思っていたら、こういう形でゲストキャラという形で呼んでいただいてうれしかったです」とニッコリ。また、現場について「ドキドキしながら入ったんですけど、栗田さんが優しく迎えてくれて。ルパンチームは家族だったので、その空気感に迎えいれてもらいました」と振り返った。
映画『LUPIN THE III RD 峰不二子の嘘』は5月31日より限定劇場公開。