滝沢秀明、芸能界引退は「さよならではなく、行ってきます」
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滝沢秀明が12日、都内で開催されたWOWOW『連続ドラマW 孤高のメス』の完成披露試写会に出席。今年いっぱいで芸能界を引退し、ジャニーズ事務所でプロデュース業に専念する滝沢だが、今年の漢字を“行”とあげ、「僕的には“さよなら”という言葉は使いたくないので、“行ってきます”という意味。人として大きく、皆さんの期待に応えられる男になりたい」と決意を明かした。
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累計160万部を突破した現役の医師・大鐘稔彦による同名小説シリーズを原作にした本作は、臓器移植をテーマに濃密な人間模様を描く医療ドラマ。滝沢が腐敗した医療体制の中で患者を救うという信念と向き合い続ける外科医・当麻鉄彦を演じる。完成披露試写会には、共演の仲村トオル、工藤阿須加、山本美月、長塚京三、内片輝監督も登壇した。
滝沢は自身が演じる当麻について、「自分の信念をすごく持っていて、どんな状況でもぶれずに前に進んでいく。男が見てもかっこいい役。この役に出会えてうれしかった」とニッコリ。
それを受けて司会者から、その生き方は自身にも重なる部分があるでは、と振られると会場から拍手が。滝沢は「やりたいこと、求められてることなど、たくさんあると思いますけど、自分の思いは当麻のように大事にしていきたい。役からいろんな刺激を受けましたし、当麻のような大きな男になりたいです」と真摯に語るも、「ただ身長は小さいんですけどね」と茶目っ気たっぷり明かし、会場を笑わせていた。
滝沢と初共演した仲村は、滝沢のことを「しなやかな人」と表現し、「幼い頃から日の当たる王道のど真ん中を歩いてきた人なのかと思っていたけど、何度もつまづいたり、転んだり、壁にぶつかったからこそ、身に付いたしなやかさなのかと思う」と賛辞の言葉を。
同じく滝沢と初共演になる工藤は、滝沢について「何気ない話をしてくれて、僕が緊張しているのをいい方向に誘導してくれる優しさがあった」と回顧し、「滝沢さんと出会えて、現場でご一緒できたことは宝物です」と感謝の思いを明かした。
一方、20年ぶりの共演となる長塚は、滝沢を「15歳のときから芸風が変わらない」と断言。「深く静かに一人で情熱を秘める芸風ですが、15歳にして自分の持ち味を把握していたのかなと思いますね」と語り、「ますますクールさに磨きがかかって、今や“歩く孤高のメス”」と絶賛。それを受けて滝沢は「お芝居の仕方をいろいろ教えていただきました。今回、年月が経って、ドラマの打ち上げでお酒を飲んだときはすごく胸が熱くなりましたね」と笑顔で振り返っていた。
『連続ドラマW 孤高のメス』は2019年1月13日よりWOWOWプライムにて毎週日曜22時放送。第1話は無料放送、全8話。