菅田将暉×ヤン・イクチュン『あゝ、荒野』、BRAHMANが主題歌提供 特報映像も解禁
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作家・寺山修司の長編小説をもとに菅田将暉と、韓国作品『息もできない』の名優ヤン・イクチュンがダブル主演を務める映画『あゝ、荒野』の主題歌を、ロックバンドBRAHMANが手掛けることが決定した。また特報映像も公開された。
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本作は、ふとしたきっかけで出会った新次(菅田将暉)とバリカン(ヤン・イクチュン)が、ネオンの荒野・新宿でもがきながらも、心の空白をボクシングを挑戦することで埋めようとする2人の絆と、周りの人々との人間模様を描く青春ストーリー。『二重生活』を手掛けた岸善幸監督が、2020年東京オリンピック後の近未来を舞台に、現代に訴えるキーワードを取り入れ再構築し映画化する。
同作に楽曲を提供するBRAHMANは、メロコア、ハードコア、パンクに民族音楽をミックスした唯一無二の音楽性と、ボーカルのTOSHI‐LOWの言葉で構築される独自の世界観、圧倒的なライブパフォーマンスでファンを魅了し続けるバンド。今回が初のフィクション映画への楽曲提供となり、主題歌が書き下ろしとなることも発表された。
かねてより寺山のファンであったというTOSHI‐LOWは「書を捨てずポケットに詰め込んで街に出た、血の匂いのする言葉に憧れた田舎の中坊が、真似した名言ごっこは詞という名の拙い表現になり、叫んで生まれた泥臭いメロディーと出逢って歌になった。街角の小さな本屋で出逢った本に打ちのめされた30年後に、言葉という名の武器と出逢わせてくれたあの人を感じながら、俺達は出逢いの喜びと無情を懸命に歌うだろう。リングの上で出逢うあの二人のように」と、楽曲提供への思いをコメントしている。
菅田、ヤン・イクチュンのほか、ユースケ・サンタマリア、木下あかり、山田裕貴、木村多江、今野杏南、でんでん、モロ師岡、高橋和也ら個性豊かな実力派俳優陣が出演する。
映画『あゝ、荒野』は10月7日に前篇、10月21日に後篇が公開。