スター・トレック最新作、亡くなったアントン・イェルチンへの思い“仲間たち”が告白
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公開日を間近に控える人気シリーズ『スター・トレック』の50周年を記念する最新作『スター・トレック BEYOND』。同シリーズに、ロシア訛りの若き航海士パヴェル・チェコフとして出演し、今年6月に不慮の事故により亡くなった若手俳優、アントン・イェルチンへの思いを、製作を手掛けるJ・J・エイブラムス、主人公のクリス・パインらが語った。
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映画『スター・トレック BEYOND』は、ファンにはおなじみの宇宙船・エンタープライズ号が未知の星に不時着した宇宙船救出のミッションに挑む物語。このミッションを最後にと決めていたキャプテン・カーク(クリス・パイン)の“ある決断”にも注目が集まる。
製作は『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』などを手がけた、J・J・エイブラムス。監督としてタッグを組むのは本物のクルマを使ったリアルなカーアクションが好評を博している『ワイルド・スピード』シリーズで知られるジャスティン・リン。
公開に先駆け、エイブラムスは「アントンと仕事をするのは大好きだった。彼は本当に素晴らしい心の持ち主だった。彼がいなくなったなんて信じられない。耐えられないよ」と、亡くなった若手俳優・イェルチンへのコメントを発表。さらなる続編も決定しているが、チェコフの代役は立てないと発表している。
劇中でカークと共に危険な惑星に取り残されるチェコフを演じたイェルチンは、生前「現場にいられることに毎日感謝している。もし自分がそういう感謝の念を忘れた態度を取っていると感じたら、自分に深く失望するだろうね」と“スター・トレック ファミリー”であることへの誇りを伝えている。
また、撮影当時を振り返るパインは「僕と彼(イェルチン)が互いに言い合うシーンがあるんだ。攻撃され、周りで爆発なんかが起きているときにね。不安に満ちた手に汗握るシーンだけど、何にも増して楽しかったのは、アントンのキャラクターやアントンに対する大きな愛情があるからだ」と“相棒”との思い出を振り返った。
映画『スター・トレック BEYOND』は、10月21日より全国ロードショー。