モーニング娘。歴代最長リーダー・譜久村聖「卒業はグループに変化を加えたくなったとき」
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■自身の卒業 そしてグループの新陳代謝への期待
伝統を受け継ぎながらも、進化を続けるモーニング娘。だが、譜久村はグループの未来をどのように考えているのか。
2019年6月に加入した岡村ほまれ、北川莉央、山崎愛生の15期メンバーを譜久村は「自分自身を表現する力が高くて、私たちが加入をしたばかりの時にはできなかったこともさらっとできてしまうんです。人類の成長を感じるというか(笑)…中学生ってここまでできちゃうの?って感じてしまうくらい。自分が『どうありたいか』をしっかりと考えている」と絶賛。
モーニング娘。'21 NEWアルバム『16th〜That’s J-POP〜』(3月31日発売)
その15期メンバーが初参加した16枚目のフルアルバム『16th〜That’s J-POP〜』が3月31日にリリースされる。譜久村は「私が最年長の24歳で、15期が加入をして最年少が15歳と世代も広がり、いろいろな声質の子たちが集まったので、全員で歌うとすごく明るくなるんです。個人的にはこれまで参加したアルバムの中で一番好きといえるほどの自信作です」とニッコリ。
「今までの私たちは『グループで勝負していく』という気持ちが強かったんです。全員でそろうときが一番強いけど、これからもっと一人一人がいろいろなジャンルへ羽ばたければ、よりカッコいいグループになれると思います。例えば、13期の加賀楓ちゃんは“ショートカットのアイドル”として女子人気も高く、12期の牧野真莉愛ちゃんもソロでグラビアのお仕事を頑張っているし、メンバー一人一人の魅力を知っていただけるようにしたいです」と今後を見据える。
道重がグループを卒業したのは25歳。ほかのハロプロメンバーでもJuice=Juiceのリーダーだった宮崎由加、アンジュルム・和田彩花も25歳でグループを卒業している。今年10月30日で25歳を迎える譜久村に、自分自身の“卒業”への考えを尋ねた。
「卒業を考える機会はたくさんあります。年齢になったからというより、常にモーニング娘。は変化するグループなので。でも、つんく♂さんやスタッフの方から『モーニング娘。に卒業や加入のシステムがあるのは、メンバーにも一人一人の人生があるから。卒業しなきゃいけないと決まっているわけではないから、自分の思うがままでいいよ。母になってモーニング娘。ってのもいいんじゃない』というお話を聞いてから、考えも変わりました」。
その一方で、「自分のパートをほかのメンバーが歌っているのを見てみたい」という気持ちもあるという譜久村。「もし卒業を決めるとしたら、モーニング娘。に変化を加えたくなったときです。個人的には、まだまだやってみたいお仕事もあります。最近、女性ファンの方から『フクちゃんみたいになりたい』と言ってもらえるようになったのがうれしくて。これまでは男性誌のグラビアに出させていただくことが多かったので、女性誌にも進出できたらなと思っています」。(取材・文:カネコシュウヘイ 写真:ヨシダヤスシ)
※山崎愛生の「崎」は(たつさき)が正式表記
モーニング娘。’21 メンバー
- 9期
- 譜久村聖※リーダー/生田衣梨奈※サブリーダー
- 10期
- 石田亜佑美※サブリーダー/佐藤優樹
- 11期
- 小田さくら
- 12期
- 野中美希/牧野真莉愛/羽賀朱音
- 13期
- 加賀楓/横山玲奈
- 14期
- 森戸知沙希
- 15期
- 北川莉央/岡村ほまれ/山崎愛生