速水もこみち、多岐にわたる活躍の源は“一つにこだわらない生き方”
「どれが上でどれが下というものはなく、俳優にしても、料理にしても、商品開発にしても、自分だけではなく、観ている人や携わっている人すべてが、得をしたり、幸せな気持ちになってもらえたらうれしいという思いはあります」。
さらに速水は「僕は、なにか一つだけを極めていくという考え方があまり好きじゃないんです」と胸の内を明かすと「最初のスタートが演じることだったので、『俳優』という肩書を使わせていただいていますが、本来は、俳優でもあり、料理研究家でもあり、旅をする人間でもあり…そこにはこだわりはなく、あえていうなら“職業・速水もこみち”という感じですかね。名前が特徴的なので、普通の人より伝わりそうですよね」と照れ笑いを浮かべながら語っていた。
「観ている人に勇気や元気、笑顔を与えるような作品が好き」と語った速水。本作は「前に進むための背中を押してくれるような力がある」と感じたので「ぜひやってみたい」とオファーを受けた。その言葉通り、現場で菅田や土屋らが、撮影を心から楽しんでいる姿を見て、速水自身も「友情っていいな」「青春っていいな」と実感し、それは観客にもきっと伝わると確信したという。(取材・文・写真:磯部正和)
映画『となりの怪物くん』は4月27日より全国公開。