本田翼、「ファンが減るかも」 自分も周囲も心配した役への挑戦
結果、本作は、女優・本田翼としての成長を見せつける。その“冷たい瞳”で。「出来上がりを見て、自分でもこわ~いと思いました(笑)。ファンの方々が見たらどう思うだろうと、ちょっと思いましたね。ファンが減るんじゃないかと思うくらい。でも新しい自分を見てもらえますから。完成作を観て、三島監督はやっぱりすごいと思いました。監督のこだわりも、映像を見て理由が分かりましたし、決して明るくはないお話しと対照的にとてもキレイな画で、その対照的な感じにまた引き込まれ、夢中になって観れました」と満足げ。女優業に対する自身の変化も口にした。
「最初のころは、何をどうやっていいのかすら分からない状態で。漠然とした不安や焦りがありました。今はちゃんと自分のペースでやっていけば大丈夫だという感覚をつかめた。落ち着いてきた気がします。今回のような役柄もいただけるようになって、面白くなっています」。
現在24歳の本田。本作では作品の雰囲気にとても合った制服を身につけている。「制服もこれで最後かなとは思いましたけど(笑)。でもやりたいという気持ちはありますよ。オファーをいただけるということは、ギリでもまだイケるということかなと。オファーが来続ける限り、制服も着ますよ。うふふ」。愛らしい笑顔は、やはり“陽”の本田だった。(取材・文・写真:望月ふみ)
『少女』は10月8日より全国ロードショー。