女優・大島優子「なんでもやります!」吉田大八監督からの“黒い妖精”オファーに喜ぶ
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さらに大島は今回、宮沢りえや小林聡美といったベテラン俳優と共演した。「お二人のお芝居を間近で拝見して、そして監督の現場の空気の作り方も味わわせていただいて、こんなに緊張した現場は今までなかったです」と数々の大舞台を経験してきた大島から意外な発言が。さらに「動きや目線、背筋など一つひとつがこの映画を作る上で重要なものだとお二人から教えていただきました。私も監督の言葉一つひとつを自分の中で噛み砕きアウトプットしていく。そんな撮影現場が刺激的で、たくさんのことを学びました」と大島を成長させた。
また、今回の映画になぞらえて、自分自身が恋をしたら尽くす(貢ぐ)タイプか尽くされたいタイプが質問すると、大島は「ギブアンドテイクがいいですね(笑)」と即答しながらも「梨花が転落の道へ進むことになったのは、きっと踏み越えてはいけない境界線が分からなくなるほど、没頭してしまう事が出来たということ。これは自分自身にも起こり得ることだなと思い、怖さを感じました」と危惧していた。
最後に女優としての今後の抱負を聞くと、大島は「なんでもやります!(笑)」と一言。その言葉を聞いた吉田監督は「じゃあなんでもやらせます! 彼女ほどの人がこれくらいのモチベーションを持っているのは希望ですね」と胸を膨らませ、さらに大島は「吸収できることがあるうちは吸収していきたいですし、そのパワーがあるうちはいろんなことにチャレンジしたいです」と更なる成長を誓った。(取材・文・写真:風間直人)
映画『紙の月』は2014年11月15日より全国ロードショー。
■大島優子
ヘアメイク:小林あやめ
スタイリスト:SHINICHI MIKAWA
衣裳協力:ワンピース/snidel イヤリング/LAILA VINTAGE