『テラスハウス』菅谷哲也、他者評価に不満!? 共演の増田有華は「イメージどおり」
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そんな増田だが、「みんなの気持ちが一つになっていると感じた」エピソードとして、稽古場にある小さな鏡の前で練習したことを挙げる。「今回の舞台の稽古場は壁全面に鏡がなくて、みんなが小さな鏡の前に集まって踊っているんです。だから、必然的にダンスを合わせようっていう意識が高まった気がする。みんなで舞台を作り上げていく上ではプラスでしたね」と、ニッコリ。傍らにいる菅谷もうんうんと頷いた。
舞台を最良のものにするために努力を続けるキャストたち。一番の見どころを聞くと、増田は「新体操です。見どころというよりも、それを目当てに舞台を観に来てほしいくらい」と即答。菅谷は苦労の末にバク転を体得したと話し「稽古に入る前はまったくやったことがなかったので、自分でもびっくりしています」と目を細める。ずっと練習を見てきた増田も「てっちゃんは本当に吸収が早かった」と褒められ、照れくさそうな笑顔を見せた。
今作のストーリーは、夢といかに対峙するかということが一つのテーマとなっているが、2人はその主題と自分を重ねた。増田は「台本にある『何かを努力することは恥ずかしいことじゃない』というセリフには、夢を叶えるために一番大事なことが詰まっていると思う。私はもAKBとして7年間過ごした中で、努力が恥ずかしいと思っていた時期もあった。一周回って忘れていたことを思い出しましたね」と、初心に返ったよう。
一方、菅谷は「僕は役者としてスタートラインに立ったところで、まだ夢を叶えたとは思っていないんです。今はガムシャラにやる時期なので、目標に向かって努力して、早くポジションを確立したい」と、旺盛なハングリー精神が感じられるコメント。この舞台、“青春の二重奏”を意識して観劇すると、より楽しめるかもしれない。(取材・文・写真:吉田勉)
舞台『タンブリング FINAL』は、6月28日・29日大阪 シアターBRAVA!にて、7月16日~21日東京 赤坂ACTシアターにて上演。