『BG』ヒロイン役でも話題! 作品に癒しとスパイスを与える、女優・市川実日子の魅力
木村拓哉が主演を務める木曜ドラマ『BG~身辺警護人~』(テレビ朝日系/毎週木曜21時)がいよいよ最終回を迎える。6話連続で平均視聴率14%超え(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を果たし、好評を博している本作の見どころは、なんといっても木村演じる島崎章と斎藤工演じる高梨雅也のバディ感や派手なアクションシーンだが、一方で、章と整形外科医・笠松多佳子との大人の恋も話題に。オトナだからこそ一気に踏み込めないもどかしさを描いた数々のシーンが、キュンとすると視聴者からも注目されている。木村とともに絶妙な演技で胸キュンシーンを作り出しているのは、笠松先生役の市川実日子だ。これまでも、数多くのドラマや映画で物語に華を添える役柄を好演してきた彼女の過去の出演作を振り返り、魅力に迫りたい。
【写真】白衣がよく似合う!「市川実日子」
凛とした印象と優しさを併せ持つ『BG~身辺警護人~』での市川実日子 (C)テレビ朝日
◆初主演の『blue』でモスクワ国際映画祭の最優秀女優賞を受賞
市川は、1978年東京生まれ。1994年に雑誌「Olive」の専属モデルとして芸能界デビューすると、すぐに人気モデルの仲間入りを果たし、多くの女性の憧れに。その後、1998年にホンマタカシ監督の短編映画『How to 柔術』に出演、翌年には映画『タイムレスメロディ』に出演するなど女優としての活動を始めた。
女優として初めて注目されたのは、2002年公開の初主演映画『blue』であろう。同作は、魚喃キリコによる同名コミックを原作とした作品で、市川演じる高校3年生の桐島カヤ子が、留年し周囲から浮いた存在だった遠藤雅美(小西真奈美)に憧れ、新たな世界を知っていくというストーリー。市川は、同役をみずみずしく演じ、第24回モスクワ国際映画祭で最優秀女優賞を受賞した。
◆放送から17年…今も根強いファンを持つ『すいか』
2003年に放送されたドラマ『すいか』(日本テレビ系)での演技も印象深い。同作は、人生に行き詰まった30代半ばの信用金庫職員の早川基子(小林聡美)が、売れない漫画家や大学教授など風変わりな人々が住む、賄い付きの下宿「ハピネス三茶」での出会いを通して成長していく物語。市川は、いい加減な父親に「ハピネス三茶」の家主を押し付けられて、嫌々ながら賄いを作る女子大生・芝本ゆかを演じた。小林、ともさかりえ、浅丘ルリ子と個性豊かなキャストに囲まれ、市川も独特の存在感を発揮。市川が着こなす、個性的でおしゃれなファッションも見どころとなった。
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