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NEWS・増田貴久、“なんもしない人”がピタリとはまる希少な存在感 2020年は飛躍の年へ

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ドラマホリック!『レンタルなんもしない人』メインビジュアル
ドラマホリック!『レンタルなんもしない人』メインビジュアル(C)「レンタルなんもしない人」製作委員会

 テレビ東京で放送中の深夜ドラマ『レンタルなんもしない人』が、今の時代ならではの人とのつながり方、生き方を映し出し、SNS上でも「癒される」「余韻がハンパない」「なんか泣ける」と評判を集めている。そんな1話完結の本ドラマの空気感を作っているのが、主人公の“レンタルさん”こと森山将太を演じる、人気アイドルグループNEWSの増田貴久だ。今年は人気バラエティー番組へのレギュラー出演や、ミュージカルへの主演が決定するなど、飛躍の年になりそうだ。

【写真】志田未来・福原遥・岡山天音ら多彩なゲストが登場『レンタルなんもしない人』フォトギャラリー

 2018年6月、ツイッターに「レンタルなんもしない人」なるアカウント名で、「なんもしない人(ぼく)を貸し出します」「ごくかんたんなうけこたえ以外、なんもできかねます」という不思議なサービスが登場。瞬く間に話題を集め、テレビやラジオで紹介され、漫画や書籍も出版された。この実在のサービスを基にドラマ化したのが、『レンタルなんもしない人』である。

■“なんもしない人”がハマるアイドル

 人気アイドルでありながら、どこか隣のお兄ちゃんのような親しみやすい雰囲気を醸し出す増田は、出演にあたり「楽屋では、何もしないでぼーっと座っていることが多くて…。そのことをNEWSのメンバーにもよく指摘されるので、我ながらぴったりの役だなと思い、嬉しかったです」とコメント。だが“レンタルさん”は、決して楽な役ではない。しばしば芝居において難しいと言われるのは、際立った個性のない、いわゆる「普通の人」を演じること。そして本作の主人公は「普通の人」どころか「なんもしない人」だ。受けの芝居ともまた違う。

 第1話では「東京最後の一日に付き合ってほしい」という依頼主の亜希(志田未来)が登場し、物語の後半では河原に行くという展開に。何の爪痕も残せなかったという東京での日々をこんこんと語っていく亜希だったが、“レンタルさん”の「毎日、悪いもんじゃない」という言葉に確実にそこにあった東京での日々を思い出す。あふれ出る涙とともに笑顔を取り戻していく亜希の横で、あろうことか河原の心地よさにいつの間にか寝てしまっている“レンタルさん”の絶妙な空気を、増田が生んでいた。

『レンタルなんもしない人』第1話より 亜希(志田未来)の依頼は「東京最後の一日に付き合ってほしい」
(C)テレビ東京

 “レンタルさん”の妻を演じる比嘉愛未は、増田との初共演に「緊張させない安心感や親近感があり、すでに“レンタルさん“だなと思いました」とコメントを寄せたが、ただ誰かが隣にいてくれることの大きさを、過剰なアピールをすることなく実感させたのは、普段より温かなオーラをまとった増田だからと言える。

 ちなみにエンディングに流れる曲は、NEWSによる『ビューティフル』。増田が「何にもしなくても、無理をしなくても美しいんだよと、ドラマのテーマに沿ったぴったりの曲」と紹介するこの主題歌は、増田自身が以前より“美しい”がテーマの曲を歌いたいと要望し、今回制作されたもの。曲中では得意な口笛も披露しており、「僕の要素が詰まっている1曲」と語った。飾り気のない美しい曲が、物語の余韻を優しく包み込んでくれる。

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