松たか子、ガッキーの初主演作も! 進学・就職で上京する人にお勧めの映画7選
■ 『エブリバディ・ウォンツ・サム!!世界はボクらの手の中に』(2016) 80年代の青春の記憶を呼び覚ます!
『エブリバディ・ウォンツ・サム!!世界はボクらの手の中に』より 写真提供:AFLO
上京、そして大学進学という新生活を追体験できる作品が『エブリバディ・ウォンツ・サム!!世界はボクらの手の中に』。舞台は1980年のテキサス。野球推薦で大学に入学した主人公の授業が始まるまでの数日間の濃密な時間を描く。寮の先輩たちとディスコで大騒ぎするなど、まさに青春という日々が映し出される。イーサン・ホーク主演の『ビフォア』シリーズで知られるリチャード・リンクレイター監督が、自身の青春を徹底的に再現。80年代に青春を謳歌した世代にとって、当時の記憶を呼び覚ます作品ともいえよう。
■ 『シング・ストリート 未来へのうた』(2015) あの子を振り向かせるために…MTV世代直撃のバンドムービー
『シング・ストリート 未来へのうた』より 写真提供:AFLO
ジョン・カーニー監督の半自伝的映画『シング・ストリート 未来へのうた』も新生活を思い起こさせる作品だ。舞台は1980年代のアイルランド・ダブリン。さえない日々を送る14才の少年が、一目惚れした少女を振り向かせるためにバンドを組み、音楽活動に奔走する。次第にバンドが主人公の人生を大きく揺るがすものとなり、イギリスを目指すように…。主人公が海を渡るラストは、新生活へと飛び込む者の背中を優しく押してくれる。
■ 『ロックンロールミシン』(2002) 冴えない主人公が脱サラ 新たな世界に飛び込む!
『ロックンロールミシン』 販売元:東映 発売元:東映ビデオ 価格:5200円(税別)
少し毛色は違うが、行定勲監督が池内博之、加瀬亮、りょうら出演で撮った『ロックンロールミシン』もお勧めだ。仕事も恋愛もうまくいかない日々を送る主人公が、高校の同級生と再会し、自分たちのブランドを立ち上げるために奮闘する物語。主人公の賢司(加瀬)は会社を辞め、新たな目標にまい進する。新たな生活に飛び込み、若者らしさ満開で突き進む姿はまさに青春。挫折を知らずに突っ走る彼らに、若かりし頃の自分を重ねる人も多いはず。
上京、新生活に不安は付き物。しかし、同時に大きな可能性への期待も広がる。映画の主人公たちに背中を押され、大きな一歩の活力にしてもらいたい。(文:嶋田真己)