過渡期を迎えたアイドル界 こじはる、ももち、橋本奈々未、須藤凛々花ら今年の“卒業”を振り返る
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さらに今後の卒業を決断したアイドルたちも。総選挙で卒業を発表し、「NHK紅白歌合戦」がラストステージになるAKB48・渡辺麻友も長きに渡るアイドルとしての人生にピリオドを打つほか、AKB48でデビュー、現在はNGT48でキャプテンを務める北原里英は来春、モーニング娘。'17の工藤遥は今月11日に開催する日本武道館でのコンサートで卒業。2月にメンバーの1人・松野莉奈の急逝という不意の別れも経験した私立恵比寿中学からは、来年1月の日本武道館公演をもって、人気メンバーの廣田あいかが転校(卒業)する。
改めて振り返ってみると、嗣永や乃木坂46・橋本のように“一般人へ戻る”という選択肢がある一方で、これまでの経験を糧に、ひとりの芸能人としてさらなるステージへ進み始めるメンバーたちも多いが、今年は一足先に芸能界でいわば“第2の人生”を歩み始めた元・アイドルたちの存在も目立った。元・AKB48の川栄李奈は特筆すべき1人で、auのCMで織姫役が注目を集めたほか、映画・ドラマにひっぱりだこで、来年は映画『恋のしずく』での主演が決定するなど、女優としての活躍が際立つ。
また、同グループから昨年12月に卒業した島崎遥香も、今年度上半期放映のNHK連続テレビ小説『ひよっこ』や連続ドラマへの出演が相次いでいる1人。昨年6月に乃木坂46を卒業した深川麻衣が2018年公開の映画『パンとバスと2度目のハツコイ』での主演を務めるほか、ハロー!プロジェクトのアンジュルムを昨年5月に卒業した田村芽実も、舞台『minako-太陽になった歌姫-』でいきなり主演を務めて以降、舞台女優としての存在感を強めている。
今年卒業していく多くのアイドルたちが今後どのように輝いていくのか。その行く末にも注目したい。(文/カネコシュウヘイ)