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EXILE/FANTASTICS世界、『ブラック・ウィドウ』公開を「待ってました!」アクションにも驚嘆

映画

提供:ウォルト・ディズニー・ジャパン

  •  映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』からおよそ2年、マーベル・スタジオによる待望の劇場映画『ブラック・ウィドウ』が映画館ならびに、ディズニープラス プレミア アクセスで公開された。本作は映画『アイアンマン2』で鮮烈なデビューを飾った、孤高の暗殺者ナターシャ=ブラック・ウィドウに焦点が当てられた物語。これまで断片的な記憶として描かれてきた彼女の過去の全貌が、ついにヴェールを脱ぐ。そんな本作を、マーベル作品が大好きというEXILE/FANTASTICS from EXILE TRIBEの世界が一足早く鑑賞。私服のキャラクターTシャツもばっちり着こなし、愛情たっぷりに感想を語ってくれた。

  • 満を持して見せてくれた感があった!

     アベンジャーズメンバーから、絶大な信頼と愛着を寄せられてきたブラック・ウィドウことナターシャ・ロマノフ。ナターシャがアベンジャーズと出会う前に“家族”と呼んでいた相手と運命的に再会し、彼女が孤独な暗殺者になった暗い過去が初めて語られる。『エンドゲーム』で見せた衝撃の決断、なぜアベンジャーズになったのか…すべてがつながっていく本作、観ない理由はないだろう。

    ――世界さんは、映画もドラマも原作も履修しているマーベル愛にあふれる方だと伺っています。原体験はと言うと?

     高校生のとき、『アイアンマン』をひとりで劇場に観に行ったのが最初でした。あのとき「これは…すごいのが始まりそうだな」と思ったことを覚えています。あれから13年、マーベル作品が公開されるたびに、劇場に何度も足を運んでいます。1回観てすっきり満足するのですが、観終わった後に「あれって、これかな?」と思うので、大体1回では終わらなくて何回も観ています(笑)。ちなみに『アベンジャーズ/エンドゲーム』公開時も、初日の一番最初の回を友達と行ったくらい、大好きです。

    ――そんな世界さんがご覧になった『ブラック・ウィドウ』、いかがでしたか?

     純粋に、すっげえ面白かったです!!映画としてもすごく面白いですし、アクションを取ってもすごいし、マーベル作品としてももちろん面白いし…。『アイアンマン2』でナターシャが出てきてから、ずっと単体(作品)を観たいと思うファンはいっぱいいたはずなので、満を持して見せてくれた感というか。満足度が非常に高かったですね。観たばかりですが、もう2回目を観たいです。絶対劇場に行きますし、家に帰って配信でも観ます!

    ――『エンドゲーム』から2年ぶりとなる、劇場作品ということもあり、事前の期待度も高かったのでは?

     めっちゃ高かったです。すごい待ち望んでいました。マーベル作品は毎回予想を超えてきますが、今回もはるか上をいかれました。僕らファンが予想しているものを、全部いい意味で裏切ってくれる感じと、「待ってました!」感の両方があったので、ファンとしてはすごく嬉しい映画でした。それに、シリーズならではの面白さが今回もありましたよね。クロスオーバーがマーベルの魅力のひとつだとも思うので、そのあたりも何度も観たくなるところだと思います。

    ――本作では、ナターシャの壮絶な過去も明かされました。ご覧になったことで、印象の変化はありましたか?

     一番最初に『アイアンマン2』で出てきたときは、すごく格好良くて、セクシーで、「僕らが思い描いていたナターシャが映画で出てきた!」という感じでした。信念がとにかく強く、ブレないキャラクターという第一印象でしたね。今までの『アベンジャーズ』でも、ほかのマーベル作品でも、ナターシャは常に誰かのことを思っていますが、今回、幼少期のエピソードや“家族”のことが出てきて、ナターシャの心の揺れ動きが、すごくわかるなと思いました。どこか達観していてクールなナターシャが、“家族”と再会したシーンでは、何だかちゃんと娘に見えるんですよね。そこが、今までに見たことのないナターシャの一面で、めっちゃかわいく見えましたし、彼女の人物像をより深堀してくれた映画だと思いました。

  • 姉妹バディものとしてもすごく面白い

    ――ナターシャの個性的な“家族”について、特にお気に入りのキャラクターはいましたか?

     エレーナです。ちょっとコミカルで、シニカルで、そういうキャラクターが自分はもともと好きなんです。エレーナがどういう活躍をするのかは、ファンの間ではひとつの大きなトピックでしたし。今回、人間的にも、アクションでも、めちゃくちゃ活躍してくれて、すごく嬉しかったです!ネタバレになってしまうので伏せますが、エレーナとナターシャの“あるシーン”では、心がぐっとエレーナに引き寄せられましたしね…。姉妹バディものとしても、すごく面白いと思います。

    ――姉妹でのアクションも、強烈でしたよね。

     すごかったですね!ナターシャとエレーナがふたりでバイクに乗るシーンは、めちゃくちゃ観たかったところなので、もう大好きです!『エイジ・オブ・ウルトロン』で、ナターシャがハーレーに乗る展開があるのですが、そのハーレーが日本で展示されることになって、生で見に行ったこともあるくらい好きなんですよ(笑)。バイクに乗っているときのナターシャの顔がめちゃくちゃ格好いいし、あれは、みんな大好きですよね!エレーナが後ろに乗って、というのは「進化してるなあ…!」と胸が熱くもなりました。

  • ――そのほか、心に残っているアクションシークエンスはありますか?

     もういっぱい…(悩)。アクションは全編めちゃくちゃ洗練されて、スタイリッシュでしたよね。…ああ!外せないのは、タスクマスターとナターシャの戦いですかね!

    ――『アベンジャーズ』キャラクターのあらゆる技をコピーして戦うヴィラン・タスクマスター…

     (食い気味に)よかったですね!!タスクマスターはファン人気も高いですし、初めて実写で出てきてくれて、すごく嬉しかったです。特に、ナターシャがタスクマスターと一番最初に戦うシーンが本当に格好よくて、好きでした!そもそも自分は、ヴィランが好きなんですが。

    ――ヴィラン好きの世界さんですと、心の中でどちらを応援するんですか?

     タスクマスターが戦っているところを観たかったので、ついついタスクマスターばっかり観ちゃってはいました(笑)。ほかの作品を観ていれば観ているほど、「あ、あの人の動きだ!」、「おー、きたー!!」と思いますし、タスクマスターはもはや、ひとりで幕の内弁当、全部ある、みたいな感じじゃないですか(笑)。しかも、オリジナルのキャラクターよりちょっと洗練されている感もあったので、観ていて興奮しました。

  • ナターシャの“信念”と“家族観”に共感

    ――本作では『エンドゲーム』で感動を呼んだブラック・ウィドウの“あの決断”へとつながる過去が明かされ、彼女の信念と“家族”であるアベンジャーズへの想いが描かれました。『アベンジャーズ』過去作品から通しての感想は、いかがですか?

    “家族(観)”というものがしっかり確立できたことがポイントですかね。観ている僕らも、今作を通じてナターシャの“家族”への想いが理解できたから、彼女の、これまでのアベンジャーズでの言動が、より深く尊いものに感じました。  もうひとつの“家族”であるアベンジャーズへの想い、めっちゃ感じましたね。それこそ、ナターシャは、自分の過去を受け止めることができたから、アベンジャーズに向かえるんだなと思いました。ナターシャ自身の中に

    ――世界さんの解説していただいているポイントは、感動にもつながりますよね。

     僕、ポーカーフェイスなせいであまり感動しているように思われないのですが、今もめっちゃ感動しています(笑)。マーベル作品の中で、家族愛をガッツリ描く作品は、これまであまりなかったですよね。仲間、友情、恋人は結構ありましたが、家族愛に丁寧にフォーカスするのは、あるようでなかった。ポイントを抑えていて、すごく感動しましたね。

  • ――冒頭、ナターシャの信念に関するお話もありました。世界さんご自身も、芸能活動における信念を持っていますか?

     信念は、「ブレないこと」ですかね。マンガやアニメの登場人物やヒーローは、ブレない人が多いんです。そこにすごく共感してしまったのがあって、自分が芸能界で活動するときも、何をするにおいても、「ブレないこと」は大事にしています。例えば、ステージで何万人の前で踊るときも、自分が今までやってきたことを信じてやるというのが1個あります。素直に、ブレずに、続けることを一番大切にしています。

    ――EXILEさん、FANTASTICSさんもアベンジャーズのようなファミリー感があるようにみえます。メンバーに対して、家族に近しいような思いはありますか?

     あります。exileは、もともと歌とダンスのプロフェッショナルな人たちが集まっている、ストリートからのたたき上げなんです。そんな人たちがステージで踊るようになって、どんどん派生してたくさんグループができたので、exileが全てにおいてパイオニア的存在というか。そこに自分がいさせてもらっているのは、すごい家族感があります。楽屋にいるとき、特に感じるんですよ。「絶対ほかのグループの楽屋で話してないだろうな」というような正直なことを話したりして(笑)。ビジネスのことからプライベートなことまで、ざっくばらんなので、本当に家族感があります。それに比べると、fantasticsはもうちょっと若い、兄弟チックな感じですかね。exileの楽屋だとすごい大人の話をしているけど、fantasticsだとマンガとか趣味とかです(笑)。いうなれば、アベンジャーズとヤングアベンジャーズみたいな感じに思っています。

    ――それでは最後に改めて、これから作品ご覧になる方にメッセージをお願いします。

     ついに「ブラック・ウィドウ」公開になりました。とりあえず、めちゃくちゃ面白かったので超絶オススメです!本当に最高なので、ぜひ観てください!

    マーベル・スタジオ映画『ブラック・ウィドウ』は映画館とディズニープラスで同時公開中。

  • ©Marvel Studios 2021

取材・文:赤山恭子/写真:松林満美

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