「漫才コンビ」篇、「サラダ」篇、「急いでます」篇でスタートした新シリーズは、サイト上でセリフなしバージョンも配布しており、早くもSNSユーザーが独自にアフレコした動画が登場している。SNSでの盛り上がりに、お笑い界で他にない存在感を放つ飯尾に“オリジナル”アフレコを依頼。快く引き受けてくれた。

　飯尾のギャグセンスが光る秀逸なアフレコ動画だが、 アフレコチャレンジの直前、思わずスタッフに不安を吐露してしまったという。

「いやあ、山崎さん（全シリーズ企画・TV-CMのアフレコ担当）が考えたCMは完璧ですね。天才ですよ。参考に「漫才コンビ」篇の動画を拝見しましたが、逆に見ない方が良かった。面白過ぎてプレッシャーしかなかったですもん。直前まで小刻みに震えていました。」

　実際、スタート前に「すみません、少し時間をください」と控室へと消えた飯尾だったが、ものの5分でふたたび現れると、「カジュアル飛び越えてます！」、「そら来たバチ～っと」など飯尾らしいフレーズを交えて文句なしのオリジナルバージョンを披露！ 集まったスタッフからは「おお～！」と感嘆の声があがっていた。

　収録は予定を巻いて、あっという間に終了。普段から、終わり時間の読めない仕事をしている飯尾だが、芸人仲間と飲みに行く機会も多いそう。

「ウド、ジョニ男さん、くっきー!とか、ザコシショーとかね。出川さんとか、中岡なんかとはヤクルト戦の帰りに。ノンアルコールの出川さんにポルシェで送ってもらいます。仕事帰りの場合は、ウケてもスベっても、どっちにしても飲みに行っちゃいますね。ウケたときは興奮しちゃってすぐに帰れない。テッペン（午前0時）すぎて1時くらいまで収録した後って、結局朝6時くらいまで寝られなかったりするので。で、スベったらスベったでそのまま帰れない（苦笑）。相方とか、ジュニアさんとかと、チワワの歩幅くらいで帰りますから。ちょこちょこと」。

そんなときには、やっぱり外で飲んで気分転換。

「ずっと落ち込んでても仕方ないので。スベるのも生きてる証だと。だいたい、〆（しめ）のレモンサワーの味に出ますね。酸味が沁みたら調子が悪いときで、甘く感じたら上手くいったときですね。『あぁ、今日のレモンサワーはやけにすっぱいなぁ』とかね。すごくおいしく感じるときは、番組収録に参加した芸人全員に見せ場があったときですよね。『さすがブレてないな』『よくあそこで、あれを言ったな』とか褒めちぎり合って、みんなで見えないユニホームを交換してます」。

　これからは忘年会シーズン。世の中全体が飲みの気分に突入だ。

「いいですよねぇ。僕、新橋とかの忘年会帰りのみなさんの姿を見るのが大好きなんです。気持ちよさそうじゃないですか。『この人、まっすぐ帰れないんだろうな』なんて思いながら見ちゃう（笑）。みんなが堂々と飲める季節ですからね。今のシーズンは、普段空いてる店でも入れないことがあるし、2軒目に行くときなんかもね、１軒目にいるときに次が空いてるかチェックするのがいいですよね。外に出ちゃってからだと寒いから。今の時期こそ『ホットペッパーグルメの当日予約で！』ですよ」とばっちり締めながら、「ありがとうございましたぁ」と腰を低くして去っていった。（取材・文：望月ふみ/撮影：鈴木和馬）

飯尾のアフレコチャレンジの様子をおさえた動画はこちら！

アフレコCM復活を記念し、特設ページを開設！オンエア中のCMが見られるほか、 アフレコの入っていない動画素材をダウンロードすることができる。 忘年会、新年会で「アフレコ大会」を開催してみるのも面白い。お試しあれ！