『ブラックリスト』クーパー&アラム、ドラマ以上の信頼と絆に「かけがえのない友人」
その言葉を受け、アラム役のアミールは「もう1つのシーズン4のポイントは、リズの父親についてでしょう」と切り込む。「シーズン3後半からアレグザンダー・カークという新しいキャラクターが登場する。彼はこれまでのブラックリストに載る犯罪者とは違い、レッドとリズの謎や真髄をついてくる。それにより、2人の関係性が微妙に変わってくる。ただ、FBIにしてみれば、リズの父親が誰であってもいいんだけどね、仕事に関係ないから(笑)」と本音を口にするも、「シーズン4はより危険で、より驚くことがたくさん起こる」と、さらなる見どころについて教えてくれた。
インタビュー中、始終笑顔を絶やさず、和気あいあいと見事な掛け合いで会話が続いていくハリーとアミール。その様子を目の当たりにしているだけで、2人の親密度がうかがえるが、お互いの印象を聞くと、アミールは照れくさそうに切り出した。
「ハリーは俳優としても、人としても、本当に素晴らしい人物。彼は俳優という職業のマスターといっても過言ではない。相手のことを思いやり、自分を前に出すことはせず、だけど、クーパーという役柄同様、オフスクリーンでも僕たち俳優のまとめ役で、なくてはならない存在。また、ちょっと恥ずかしくて言いにくいけど、僕にとって師匠なんだ。色々なアドバイスが本当にありがたい」。
一方、ハリーは「アレン・アイバーソンという素晴らしいバスケットボールプレーヤーがいたのだけれど、アミール・アリソンはその俳優版だと思う。つまり、入念に準備をし、そのすべてを演技に出し切っている。だからこそいいシーンが生まれてくる。また、優れた演技力を持っているだけでなく、心がとても豊かで清らかな魂を持った素晴らしい人間でもある。クーパーとアラムもそうだけど、アミールは僕にとってかけがえのない友人なんだ」と称賛した。
その後、2人はがっちり握手。役柄だけではなく、俳優としてもこの絆があってこその『ブラックリスト』なのだろう。最後にハリーは、「ここの現場は連帯感があって、みんなでやっているという意識が強いんだ。ある種、軍隊のような気持ちがあるね。ぜひ各シーンから感じてもらいたい」と締めくくった。(取材・文:安保有希子)
『ブラックリスト シーズン4』は、海外ドラマ専門チャンネル スーパー!ドラマTVにて、1月31日(火)22時から独占日本初放送。
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