『映画 ハイ☆スピード!』監督、“真琴”が「果てしなくいい奴すぎて…」演出に困る
京都アニメーション制作の人気テレビアニメ『Free!』の原案となった小説「ハイ☆スピード!」を映画版としてアニメ化した『映画 ハイ☆スピード!-Free! Starting Days-』が公開を迎える。武本康弘監督に見どころや制作秘話を聞いた。
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男子高校生の水泳にかける青春を描いたテレビアニメ『Free!』シリーズの前日譚にあたる、中学生入学時から初夏までの登場人物を切り取った本作。テレビシリーズを引き継ぐ形になった武本監督は「一番大切にしたのは、『Free!』が好きで、遙や真琴たちを応援しているというファンの皆さんの気持ちにちゃんと応えられるような作品を作ること」と想いを語る。
非常に人気が高かった『Free!』シリーズ。ファンの気持ちに応えるため「キャラクターの気持ちをそのまま引き継ぐこと」に注力したという。そのために「前作から関わっている方々のアドバイスをたくさん聞き、議論しながら遙たちのキャラクターを作り上げていきました」と人物の普遍性に自信をみせる。
とは言いつつ、高校生を描いた『Free!』から登場人物たちは中学生へと時間がさかのぼる。その部分のキャラクターの整合性はどのようにとっていったのだろうか──。「若くなったからといって人格が変わるわけではないので、その部分はあまり苦労はしませんでした。ただ、環境が変わるので、その状況に置かれたときに、彼らはどう感じるんだろうという部分は真剣に考えました」。さらに声優の演じ方についても「テレビアニメのとき、キャストの皆さんと音響監督の鶴岡(陽太)さんが、ゼロベースからキャラクターを作り上げたと聞いていたので、私が手を付けることはせず任せました」と一切ぶれずにキャラクター作りは進んでいったことを明かしてくれた。
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