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『暗殺教室』殺せんせー役・福山潤が師と仰ぐ“先生”とは?

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 数々の難役にチャレンジしてきたが、「僕は天才型ではない。天才じゃないからいろいろできたんじゃないかな」と分析。生徒たちを大切に育てていく殺せんせーにちなんで、自身にとっての“先生”を聞いてみると、永井一郎と坂井治の名前を挙げた。「僕は勝手にお二人を師匠だと思っていて。デビューしたての頃、朗読劇でお二人に演出をしていただいて。そこで物事の捉え方や、言葉の出し方の基本となる種をもらいました」と感謝しきりだ。

 では、作品や演じたキャラクターで自身を大きく成長させてくれたと感じるものはあるだろうか? すると「運が良いことに主人公をやらせてもらうことも多くなって。さらに運が良かったなと思うのは、主人公が必ず勝つという作品が少なかったこと」と微笑む。「『武装錬金』をやらせてもらったときは、やれることが増えてきて、体力的にも気力的にも充実しているとき。そのときに演じた武藤カズキは、人間的には成長したけれど最後の戦いには負けるんです。『超重神グラヴィオン』や『リーンの翼』もそうですが、先人や超然と強い人が、主人公に対して大きな壁として存在しているという作品を、ターニングポイントでやらせてもらえたのが、僕にとってはとても実になりました」。キャリアを重ねたとしても、敬うべき先人たちがいる。そう実感する瞬間にもなったようだ。

 たくさんの先輩や先生たちの存在を感じながら、しっかりと自身の歩む道のりを見つめてきた。異色キャラでありながら、学ぶことの大切さや自分の存在意義を教えてくれる殺せんせー。ぜひ『暗殺教室』で福山潤の魅力を堪能してみては。(取材・文:成田おり枝)

 『暗殺教室』はフジテレビにて毎週金曜日25:20~放送中。ほか各局でも放送。ブルーレイ&DVD第1巻は3月27日発売。

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