人気シリーズ『この男。』女性監督が明かす BL必須要素は「キュンとすることと…」
2014年12月3日に発売された『この男子、石化に悩んでます。』は、『メガネブ!』を手掛けた山本蒼美監督が描く『この男。』シリーズの4作目。今回は、ストレスを感じると石化してしまう男子生徒「田万里歩」と、石好きの男性教師「穂仁原鉱也」の恋物語を描く。山本監督が創る独特なタッチの美しいアニメーションは、多くの女性に大人気だ。そこで、本シリーズを生み出している山本監督にインタビューを行なった。
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「私自身、田万里歩のように人見知りだったんです」と、自身の性格が本作を作るきっかけになったと明かした山本監督。また、本作の根幹といえる“石化”については、10代の悩みに合うモチーフとして選んだといい、その悩みを受けて「穂仁原鉱也は、石化を綺麗だと認めてくれる存在として“石好き”にしました。田万里は体が、穂仁原は心が石化している、という対比的な助け合える話を作りたかったんです」とキャラクター設定について話した。さらに、どちらのキャラクターにも共感できるよう「穂仁原は、田万里のような生徒にとっては大人に見えても、まだ25歳で幼い面もあるキャラクター」にしたそうだ。
本作のある意味メインキャラクターと言っても過言ではない悩みの種“石化”。その石の描写にはかなり拘ったという山本監督。「石化を美しく見せたくて、ナチュラルに伸びていくのか、氷が固まるような表現にするのか、ボコボコになるのか、つるっとしているのか、などすごく悩みました」と、石とはいえ無数にある表現方法を試行錯誤したらしい。
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