日向坂46・濱岸ひよりが明かす、卒業を相談したメンバー&卒業セレモニーへの思い「楽しんで終われたら」
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――ここからは卒業についてのお話も。2017年に「けやき坂46 追加メンバー募集オーディション」に合格し、日向坂46に改名前のけやき坂46二期生として加入。当時、濱岸さんは14歳でした。公式サイトに合格時の写真が残っていて…。
濱岸:(当時の写真を見て)めっちゃ幼い。みんな大人になりましたよね。みんな仲がいいので、誰といても居心地が良くて。このメンバーで活動ができて本当に良かったと思います。
――このときから7年以上が経ち、12thシングル「絶対的第六感」の活動をもっての卒業を発表されましたが、決断したきっかけはあったのでしょうか。
濱岸:1年半〜2年くらい前から、少しずつ卒業への思いが生まれてきて。特に明確なきっかけがあったわけではないんですけど、おひさまの皆さんにたくさんの景色を見させていただいたし、最終的には自分の中で、自然とそういう時期が来たのかな、と考えて卒業を決めました。
――誰かに相談をしたりは?
濱岸:河田には相談していました。背中を押してくれる存在で、私の気持ちを受け止めてくれて、「ひよたんがそう思うなら、それがいいと思うよ」と言ってくれました。
――河田さんとはYouTube「日向坂ちゃんねる」で卒業を前に語り合っていましたが、やはり特別な存在なんでしょうか?
濱岸:メンバーというより友達に近いというか、テンションが似ているんです。例えばこの前、私が「大きいアリ見つけたよ」って河田にアリの写真を送ったんです。普通ならそんな写真送られても「で?」となると思うんですけど、河田は「アリって何食べるのかな?」って、私の言ったことに対して興味を持ってくれて。何気ないことですけど、「陽菜がいてくれてよかった」と思った瞬間でした。
――7年間、いろいろなことがあったと思います。活動を振り返るといかがですか。
濱岸:メンバーに支えられた日々で、同期がいて先輩がいて、本当に恵まれた環境でした。
――特に思い出に残る出来事を挙げるなら?
濱岸:舞台『あゆみ』のことは一期生、二期生の間で最近よく話題になるんです。当時は一期生と二期生の距離感が今みたいに近くなくて、緊張感のある稽古期間でした。でも、その緊張感があったからこそ生まれた舞台だったとも思うんです。今だったら仲良くなりすぎてて、ふざけちゃいそうだよねって。
――以前、富田鈴花さんにインタビューしたときにも舞台『あゆみ』の話が出ていました。
濱岸:最近メンバーの中で舞台『あゆみ』が来てるんです(笑)。あの頃と比べるとみんな大人になったので、今ではみんなで動画を見返して「あのときは幼かったね」って笑ってます。
――同じタイミングで卒業する一期生の加藤史帆さん、東村芽依さん、二期生の丹生明里さんとは卒業について何か話しましたか?
濱岸:それぞれの思いがあると思うので、メンバーと卒業について話すということはあまりなくて。お互いに残り少ない時間を楽しもうと思っています。
――現在開催中の「Happy Magical Tour 2024」12月5日の福岡公演では、濱岸さんの卒業セレモニーが控えています。ファンの皆さんにはどんな姿を見せたいですか?
濱岸:セレモニーでは、私の大好きな曲を披露するので、おひさまの皆さんの反応が楽しみです。最後に楽しんで終われたらいいなと思っていて。おひさまには本当に感謝の気持ちでいっぱいです。写真集が決まったときもすごく喜んでいただけたので、早く写真集がみんなの手元に届くとうれしいです。
日向坂46・濱岸ひより1st写真集『もしも』はDONUTS/主婦の友社より発売中。価格は2500円(税込)。
(取材・文:堀タツヤ 写真:山田健史)