福原遥、人生を変えてくれた同級生の言葉に感謝 20代後半は「引き出しを増やしたい」
本作の第一報が解禁され、密子に扮した福原のビジュアルが公開されると、これまでのイメージと違う、大人の雰囲気あふれる姿が大きな話題を集めた。「みなさんとたくさんお話させていただいて、『密子ってこんな感じかな』『こんな感じだよね』って、ブレない密子像というのを作って作品に入らせていただいた」という。「オシャレなので、密子は。それが密子の魅力や、ちょっとミステリアスな部分を作っている要素にもなっている」と、衣装にもこだわりを持って役作りにあたった。「密子はコーディネーター。人をオシャレにする仕事なので、自分の個性や魅力を一番理解した上で自分のこともコーディネートしていると思う」とも。
密子が着こなすファッションは、「ビンテージっぽかったり、柄物だったり。スカーフも巻いているんですけど、そういうところで密子の個性を出していきたいです。ちょっとレトロな感じを意識したコーディネートになっている」んだそう。「髪型も後ろで1つに結ぶことが多いんですけど、いろんなバリエーションを考えてくださって。アクセサリーもそうですし、1つ1つこだわっています」と楽しそうに語る。「つけ前髪なんですよ、これ。見た目からも密子らしさが出ているんじゃないかなと思うので、ぜひそこに注目して観ていただけたらうれしいです」とアピール。「密子以外にも、いろんなキャラクターの方たちの衣裳が本当にオシャレで。密子よりも派手な人がたくさん出てくるので、そこも楽しんで見ていただけるポイントなんじゃないかなと思います」。
コーディネーターという仕事についてはどんな印象を持っているだろう?「コーディネーターといってもさまざまなコーディネーターの方がいらっしゃるので、いろいろ調べました。もちろんオシャレというイメージもあるんですけど、コーディネートする方の意見や、その人の魅力や個性、内面をちゃんと理解していないとできない仕事でもあるのかなと私は思います」と語る。演じるうえでは、「密子が大事にしていることを一番に考えるようにしています。密子は、服とかメイク、髪以外にも、『あなたが変われば、世界は変わる』のだからと、その人の内側から出るものをもっと出せるように、その人の魅力を全部わかったうえでアドバイスしている女性。そういう部分は大事にしたいなと思っています」ときっぱり。
劇中の『あなたが変われば、世界は変わる』との言葉が印象的だが、福原にもそうした経験はあるだろうか?「保育園のころ、人見知りで大人と目を見て話せないくらいだったんです。そんな時に、同級生の子が『入りなよ!』って子役事務所を薦めてくれて。もともとダンスが好きでダンススクールを探していたのですが、薦めてくれた事務所がダンススクールもやっていたので、人見知りを直すためにもいいかと入ったことが、このお仕事を始めるきっかけになりました。あの時勇気を出して一歩踏み出してよかったなって思いますし、薦めてくれた子には感謝しています!」と笑う。
本作放送中には26歳のバースデーを迎える。「確かに20代後半に入っちゃいますね(笑)」。どんな20代後半を歩みたいかと質問すると、「今回の作品も挑戦だと思いますし、今後まだまだいろんな役に挑戦していきたいので、ちょっとイメージと違う役もどんどんやっていきたいですね。プライベートでは海外に行きたいです! いろんなものを吸収して、引き出しが増えていったらいいなって思います」と大きな目を輝かせて教えてくれた。
この夏、これまでチャレンジしたことのないキャラクターで、どんな新しい福原遥を見せてくれるのか楽しみに待ちたい。
土ドラ10『マル秘の密子さん』は、日本テレビ系にて7月13日より毎週土曜22時放送。