『杖と剣のウィストリア』天崎滉平&関根明良&天野聡美が語る、大きな壁を乗り越える秘訣とアフレコの裏側
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テレビアニメ『杖と剣のウィストリア』エルファリア役の関根明良
――作品にちなんで、ウィルのように人生で大きな壁に直面した際、みなさんが大切にされている考え方はありますか?
天崎:僕は自分に甘く、すぐ心が折れてネガティブになってしまうタイプなので、お仕事の中で「今日失敗したな……」と大きく落ち込むこともあるんです。そんなときは、失敗を反省し、その経験を次に活かすためには何をしたらいいかを考えます。その後、美味しいご飯を食べたりなど、自分にいつもよりご褒美をあげて心の安定を保っていますね。自分に抗い続けても仕方ないなと感じるので、自分に甘い自分を許すことも大切だと思います。
天野:私は親や信頼する友人に相談して切り替えることが多いです。無理に元気になるのではなく、落ち込んだ自分を許容する時間を取るようにしています。
関根:とても素敵ですね。私もネガティブなタイプなので思い悩んでしまうことが多いのですが、どうしても行き詰まってしまったときは、周りの方に意見を求めるようにしています。「大丈夫」と言ってもらえた時は、どんなに自分では不安でも、信じて切り替えて前に走ってみようと。また、小さい頃から母に「壁にぶつかったときの対処法は1つじゃない。回り道をしたら階段やはしご、助けてくれる人がいるかもしれないからたくさん悩んで試してみなさい。その経験が次の壁を乗り越えるための手助けになるよ」と教えられていて。そんな考えを大切にしています。
――最後に作品の見どころとともに、視聴者のみなさんへメッセージをお願いします。
テレビアニメ『杖と剣のウィストリア』インタビューより(左から)関根明良、天崎滉平、天野聡美
関根:毎話カット数がとても多く、戦闘シーンなどスピードの早いシーンでは、台本のページめくりが間に合わないほどとても丁寧に、そして愛情深く表現してくださっている作品だと感じています。魅力的なキャラクターもいっぱいですし、またエルファリアちゃんがどんなギャップを持っているか、ぜひ楽しみにしていただけたら嬉しいです!
天野:先生方も交え、本当に丁寧に作り上げましたので、原作ファンのみなさんにも満足していただける作品に仕上がっています。王道ファンタジーの壮大な世界観と学園モノの親しみやすさが融合していることはもちろん、多くの謎が残る展開で、最後まで見どころ満載です。ご期待ください!
天崎:原作ファンの方もアニメから入った方も楽しめる作品です。毎回見逃せないシーンだらけで、キャラクターに感情移入できるように作られています。ぜひ最終話まで追いかけていただきたいですし、みなさんにも『杖と剣のウィストリア』を盛り上げる一員として、たくさん拡散していただけますと幸いです!
(取材・文:伊藤吏玖 写真:吉野庫之介)
テレビアニメ『杖と剣のウィストリア』は、TBS系全国28局ネットにて7月7日より毎週日曜16時30分放送。
テレビアニメ『杖と剣のウィストリア』メインビジュアル