クランクイン!

  • クラインイン!トレンド

小芝風花、ゴチ&4作連ドラ出演――戦いと葛藤の日々 大役に挑む2024年は「オンとオフの調整を上手に」

ドラマ

小芝風花
小芝風花 クランクイン! 写真:高野広美

 ドラマ、映画、舞台とさまざまな作品で、そこに生きる男女の生き様が描かれてきた『大奥』。これまで菅野美穂、池脇千鶴、安達祐実、浅野ゆう子、松下由樹ら名だたる女優陣が彩ってきたフジテレビ版『大奥』が約20年ぶりに甦る。“愛”をテーマにした、『大奥』史上最も切なく美しいラブストーリーとうたう本作に主演する小芝風花が、大役を前に作品に懸ける思いを明かした。

【写真】公家の生まれの姫君役がぴったり!な小芝風花 和服姿の全身ショット

◆人物像や背景がしっかり深掘りされた「まったく新しい大奥」

 さまざまな人間の思惑、嫉妬、憎悪、悲哀が渦巻く“女の社会の縮図=大奥”で、天下人の寵愛を受けようともがく女たちの熾烈な戦いとその裏にある陰謀を描く本作。江戸中期、第10代将軍・徳川家治との政略結婚を強いられ、京から江戸城へと渡ってきた公家の娘・五十宮倫子を演じる小芝を中心に、亀梨和也、西野七瀬、森川葵、宮舘涼太ら豪華キャストがその世界観に体当たりする。

 フジテレビ制作ドラマ初主演となる小芝は、「嫉妬、妬み、嫉み、陰謀…。とにかく人間のドロドロとしたものがギュッと詰め込まれているイメージ」だった『大奥』への出演オファーに、「携われるっていうことが率直にうれしくて! しかも、京都で全部ロケをするので、どっぷり浸れるなんて、怖さ半分、うれしさ半分」と笑う。
 
 これまでさまざまな女優が視聴者を魅了してきた作品ということもあり、プレッシャーも感じているという。過去作を見返すことも考えたそうだが「変に意識したり、引っ張られたらもったいないかも」と振り返らずに挑むことに決めた。「まったく意識しないのは無理かもしれないですけど、あまり気にしすぎず、今回のスタッフ、キャストだからこそ作れる、新しい大奥を作れたらいいなと思っています」。


 「妬みや足の引っ張り合い、ドロドロした部分はもちろんあるんですけど、すごく胸が苦しくなるような」台本に惹き込まれているそうで、「物語が進むにつれて、いろいろな人の人物像が深掘りされていく。そこを丁寧に描いてくださっているので、それぞれの役に愛情を持てるというか、大奥で生きていくためにはこうなるしかなかったんだなという背景がしっかり描かれていて面白いです」と笑顔。

 演じる倫子の印象を尋ねると、「本当に強い人です。大奥ってそれこそ足の引っ張り合いがある中で、自分はそっち側に染まらないという意志をすごく強く持っている」との答えが。「いろんな意地悪をされても、みんながこの大奥で生きやすくするにはどうしたらいいんだろうと考えられる女性。その真っすぐさが大奥にいる人たちにとっては余計に腹立たしくて、よりターゲットになるんですけど、それでもブレないからこそ、家治さんが真っすぐ愛してくれる人なんだろうなと思いました」と、小芝自身も倫子役に愛情を持って向き合っているようだ。

次ページ

◆時代劇の「リアルと非現実とが混ざっている感じ」が好き

1ページ(全3ページ中)

この記事の写真を見る

関連記事

あわせて読みたい


最新ニュース

    • [ADVERTISEMENT]

      Hulu | Disney+ セットプラン
    • [ADVERTISEMENT]

    トップへ戻る