平手友梨奈、1年ぶりのドラマ出演で新境地 自身が“バディ”に求めることとは?
約1年ぶりのドラマの撮影現場は、「監督、主演のムロさんはじめ、皆さん、現場の雰囲気もよくて、温かい現場だと日々感じています」と、充実した日々を過ごせている様子。
今回バディを組むムロについては、「最初のイメージは、内村(光良)さんとコントをされているのをずっと見ていたので、そのイメージが強かったです。でも、現場になると役のキャラクターとして存在してくださっているので、蔵前のようにマネージャーっぽいところもあると言いますか…。役柄そのままに、なにか自分がやらかさないかとヒヤヒヤ目線で見ていたり、所作だったりとかも、バディを無理やり組まされたけど、ちゃんとやるところはやってくれるっていうちょっとした愛情を感じるので、温かい蔵前のままだなと感じました」と、早くも信頼を寄せる。
ドラマ『うちの弁護士は手がかかる』場面写真 (C)フジテレビ
ムロ自身も「撮影の合間にいろいろ質問を受けうれしかった」「お芝居の受け皿が想像していたよりもはるかに広い」と平手を絶賛していた。平手自身も現場でのムロの姿勢から受ける刺激は大きいようで、「現場での居方ですとか、気の配り方ですとか、学ぶところも勉強させていただくところもありますし、もちろんお芝居の面でも。本当にお芝居もお人柄もすてきな方だなと思います」と、劇中の杏と蔵前より先に、早くもバディ感は整いつつある。撮影でエアホッケーの対戦をした際には、「せっかくだから勝ちたいなと思ったんですけど(笑)、ムロさんも私も疲れてしまって、早く終わらないかなという雰囲気になってしまって」と笑顔。
ムロ以外にも、杏や蔵前が所属する香澄法律事務所には戸田、村川、松尾、酒向、日向亘など、魅力的なキャストが顔をそろえる。彼らとの丁々発止なやりとりも見どころの1つとなるが、「いい意味で年齢もキャラクターもさまざまな皆さんがそろうので、皆さんとの違和感が生まれたらいいなと思います」と平手自身も楽しみにしている様子。
杏と蔵前のバディぶりも必見の本作だが、平手自身がバディに求めるものは何だろうか?
「自分がたぶん性格的にきっちりしてしまうところがあるので、いい感じに緩かったり、いい感じに適当さがあると、いい意味で気が抜けたりするので、そうしたところがある人だといいですね。実際気づいたら私の周りは明るい方が多いので、いつも助けられています」との答えが。本作での蔵前と杏の関係のように、そんな支えてくれているスタッフには日々感謝しているそうで、「それは今までの方もそうですし、自分と関わったことのあるすべての方に感謝しています。お世話になった方には恩返しを少しでもできたらいいなと思いながら、お仕事をさせていただいております」。
これまで主に音楽やダンスパフォーマンスで最高の輝きを放ってきた平手だが、ドラマや映画など演技に臨む際には、気持ちの面での違いはあるのだろうか?「個人的には、すごくありがたいことにいろんなジャンルをやらせていただいていて、表現方法がただただ違うだけ、という認識です。自分の気持ちだったり、プレイヤーとしての姿勢などは変わらないですね」と、目の前のテーマに真摯に全力投球で臨むことに変わりはない。
そんな平手が新しいチャレンジを果たす本作。注目ポイントを尋ねると、「幅広い年代の方が見てもクスって笑えたり、共感できたりというところがあると思うので、そういうところに注目していただけたらうれしいです。毎週毎週このコンビに会いたいと思っていただける作品になればいいなと思っています」と、どこか自身も作品の出来ばえを楽しみにしているようにきっぱりと答えてくれた。(取材・文:編集部 写真:高野広美)
ドラマ『うちの弁護士は手がかかる』は、フジテレビ系にて10月13日より毎週金曜21時放送(初回15分拡大)。