なにわ男子・藤原丈一郎、自身の考え方は後輩でいるときの延長上「相手のことを考えることが多い」
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映画『アナログ』より (C)2023「アナログ」製作委員会 (C)T.N GON Co., Ltd.
――今回演じられた島田は悟とうまく距離感を縮めていくキャラクターでしたが、藤原さんが人と距離を縮める際に意識していることはありますか?
藤原:僕はお芝居で未熟な部分があるので、相手が役者さんだとやっぱりいろいろと聞いてしまいますね。相手に興味を持とうとしているわけではなく、自然と持っちゃうんです。役者の皆さんに「この前の作品、見ました」「あの時って、どんな感じだったんですか」とかいろいろと聞くと、皆さん優しいので教えてくださるんです。そんなふうに、相手に対して本当に興味を持っていると、自然としゃべってしまいます。今回、共演シーンがなくてお会いできていないんですが、リリー・フランキーさんと同じ作品に出られたこともうれしかったんです。会ったら絶対に言いたいのは、「(リリー・フランキーの作品)『おでんくん』、大好きです!」ということ(笑)。いまだに叶えられていないんですが、“東京タワーの近くでおでんを食べる”というのが僕の夢なんですよ。「おでんくん」のそのシーンが大好きなんです。いつか、ご本人に伝えたいですね。
――本作では職場の後輩という役どころでしたが、普段なにわ男子では最年長・先輩に。ご自身が、先輩・後輩それぞれの立場で気をつけていることはありますか?
藤原:立場が先輩でも後輩でも、あまり変わらないんですよ。どちらかといえば、自分が後輩でいるときの考え方の延長線上でいます。どちらの立場でも、気を遣っちゃうんですよね。何をしていても相手のことを考えることが多いですね。
――後輩への伝え方で意識していることは?
藤原:簡潔に…ですかね。以前、テレビで「5分以上の説教はもう自己満足」というのを見たことあって「たしかにな」と思ったんです。だから、伝えたいことはできるだけ簡潔に短く。それと、怒る、注意するというよりは、「こうした方がいいよね」とか、できるだけ上からではなく、同じ目線で伝えることは意識しています。
――お手本になる先輩はいらっしゃいますか?
藤原:関ジャニ∞さんですね。僕が事務所に入った当初から直属の先輩。先輩方は怒ることはあまりせず、後輩にもアドバイスというか、「俺やったら、こうしているかな」とか、しっかりと相手に考えさせながら自分の意見も言ってくれるという感じでした。
――今回、映画出演されて、改めてグループでよかったと思ったことはありますか?
藤原:僕もそこまでお芝居の経験がないので、今回、初めてご一緒させていただく方ばかりだったんです。でも、「この前、道枝(駿佑)がお世話になりました」「うちの大橋(和也)が~」という感じで、メンバーの共演をきっかけに会話が生まれたので、そこはグループにいてよかったなと思いました。それと、メンバーが出ている作品を見ると、すごく勉強になるんですよね。興味+メンバーが出ているから見よう!という思いもあるので、きっと見る機会が多いと思うんです。だからこそ学べることも多くて、それが活かせるのはいいなと思います。
(取材・文/齊藤恵 写真:高野広美)
映画『アナログ』は、10月6日全国公開。
映画『アナログ』より (C)2023「アナログ」製作委員会 (C)T.N GON Co., Ltd.